- Home
- 過去の記事一覧
アーカイブ:2021年 6月
-
実証事業中の500kW潮流発電機が電事法上の使用前検査に合格【九電みらいエナジー】1日当たり最大2,370kWhの発電量も確認
九州電力グループの再エネ発電・小売電気事業者である九電みらいエナジー(福岡市中央区)は、特定非営利法人長崎海洋産業クラスター形成推進協議会と共に開発・推進している潮流発電事業が、経済産業省より電気事業法に基づく使用前検査の合格証を取得・受領したことを発表した。これにより、「商用潮流発電事業」実現・実施に向けた許認可をまたひとつクリアしたことになる。 -
運開後20年迎える風力発電所の更新工事開始《電源開発「島牧ウインドファーム」》他発電所の高経年化風車も順次更新へ
電源開発(Jパワー、東京都中央区)は5月、100%子会社で同社の風力発電事業会社であるジェイウインド(東京都中央区)が運営する陸上風力発電所「島牧ウインドファーム」の設備更新工事を開始したことを発表した。 -
温対法改正 「促進区域」がもたらす地域エネルギー導入・脱炭素の可能性
5月、第204回通常国会・参議院において提出・審議されていた「地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律」(温対法)改正案が可決された。先に衆議院では可決されており、これで同法案は成立した。「2050年脱炭素」が法定目標化されており、地球温暖化対策の新たな契機の一つとなりそうだ。温暖化対策の施策としてエネルギー関連の取り組みは大きな柱であり、特に地域と一体となったこれからの再エネ拡大に向けて、寄せられる期待は大きい。 -
英国の洋上風力用に132kV海底ケーブル受注【住友電工】保守運用面も含めた豊富な実績が評価
住友電気工業は5月、イギリスの洋上風力送電事業社であるグウィンティーモール オフト(Gwynt y Môr OFTO Plc.:GYM)より海底ケーブルを受注した。受注したのは132kVモデル。英国ウェールズ北岸の沖合約15kmに広がるグウィンティーモール洋上風力発電所と、陸上の送電網を繋ぐケーブルとして採用された。 -
宇和島圏域ごみ処理施設の運営事業を開始【タクマ】グループ企業とSPCを設立
タクマ(兵庫県尼崎市)は、グループ企業のタクマテクノス(東京都港区)と共同で特別目的会社(SPC)うわじまハイトラスト(愛媛県宇和島市)を設立し、4月より広域ごみ処理施設「宇和島地区広域事務組合環境センター」(同市)の運営を開始した。運営期間は10年。 -
400kW小水力発電所の建設開始【北電技術コンサルタント】2024年6月営業運転開始へ
北陸電力のグループ会社である北電技術コンサルタント(富山市)は、小水力発電所である別又谷発電所の建設を富山県魚津市でこの5月より開始した。2024年6月の営業運転開始を目指す。発電出力は400kW、年間の発電電力量は約214万kWhを想定しており、これは一般家庭の約700軒ぶんの年間使用電力量に相当する。 -
太陽光O&M業務管理システム構築サービス開始【オランジュ】サイボウズ社のクラウドサービス活用
独立系の太陽光メンテナンス専門会社であるオランジュ(神奈川県横浜市)はこのほど、サイボウズ社が提供する業務クラウドサービス「kintone」を活用した太陽光発電「O&M業務管理システム構築サービス」の提供を開始した。自社システムをベースとして開発しており、短期間かつ低費用での提供が可能。 -
スマートメータによる水道使用量自動検針の試験実施【名古屋市上下水道局/中部電力】名古屋市の集合住宅で
名古屋市上下水道局と中部電力は5月6日、名古屋市内の集合住宅(124戸)で水道スマートメータによる水道使用量自動検針の試験導入を開始した。実施期間は2024年3月31日まで。具体的には、集合住宅の各水道メータを水道スマートメータに取り替え、中部電力が保有する電力スマートメータの通信ネットワークを活用する。 -
広島県海田町で「海田発電所」を運開【広島ガス/中国電力】バイオマス混焼では国内最大級11万2,000kW
中国電力と広島ガスが折半出資する海田バイオマスパワー(広島県海田町)は4月、木質バイオマス混焼発電方式の「海田発電所」の営業運転を開始した。発電出力は11万2,000kWで、年間発電量は約8億kWhを見込んでいる。混焼比率は、バイオマス80%、石炭20%。石炭だけを燃やす場合に比べ、CO2を年55万トン程度減らせる。 -
最大作業高さ150m超、国内最大級の移動型タワークレーンを開発【IHI運搬機械】陸上風力発電所の短工期施工に貢献
IHIグループ会社でクレーンやコンベヤの製造・販売を行うIHI運搬機械は、超大型のタワークレーン「S-Movable Towercrane」(Sムーバル・タワークレーン)の設計・製作に着手した。陸上風力発電所の建設における需要増を睨み、清水建設とその100%子会社であるエスシー・マシナリーとで共同開発している。 -
家庭用の蓄電池、大容量タイプに勢い【ニチコン】自家消費用途に今後も拡大予測
ニチコンの全負荷および200ボルト対応の家庭用大容量単機能蓄電システムの販売が好調だ。4月に2モデルを発売。「ESS-U4X1」は蓄電容量16.6kWh、スタンダードモデルの「ESS-U4M1」は蓄電容量11.1kWhで、停電時に標準的な家電をESS-U4X1なら約36時間、ESS-U4M1は約24時間使用できる。 -
≪欧州レポート≫ドイツの気候保護法改正 ~「困難だが不可欠」な脱炭素、若年世代が世論先導
2021年3月24日ドイツの連邦憲法裁判所は、政府の気候保護法について一部違憲という判断をくだした。この判決を受け、政府は2031年以降の温室効果ガス削減目標と達成手段を今年中に策定することとなった。 -
ユーグレナバイオディーゼル燃料を配送車両に使用=新日本化成/ユーグレナ
化学工業薬品・水質管理薬品製造の新日本化成(千葉市)とバイオベンチャーのユーグレナ(東京都港区)はさきごろ、新日本化成が製造・販売する環境浄化製品「Adblue」(アドブルー)の配送車両でユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」の使用が始まったと発表した。 -
自家消費向け545W新太陽光パネル発売【ネクストエナジー・アンド・リソース】高出力化・182mmセル採用
ネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ケ根市)はこのほど、自家消費に最適な高出力太陽電池モジュール「NER144M540J-MD(545W)」及び高出力両面発電太陽電池モジュール「同-MDD(540W)」の販売を開始した。 -
新築住宅向け定額制PPAサービス開始へ【シャープ】TRENDEと協業、太陽光・蓄電池の初期費用ゼロ設置可能に
シャープエネルギーソリューションはさきごろ、TRENDEと協業し、太陽光発電システムや蓄電池による新築住宅向け定額制PPAサービス「COCORO POWER(ココロパワー)」を開始すると発表した。太陽光発電システムのみを設置する「ソーラープラン」と、蓄電池をセットにした「ソーラー蓄電池プラン」の2つのプランを提供する。