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アーカイブ:2022年 4月
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新宇都宮工場でバイオガス発電を開始【カルビー/TGES】排水処理工程で発生するバイオガスを活用
カルビーは3月1日、栃木県宇都宮市清原工業団地の同社新宇都宮工場構内に設けたバイオガス発電設備が稼働したと発表した。東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)がバイオガス発電設備(出力25kW×4基)を設置し、工場内の排水処理工程で発生するバイオガスを燃料として発電し、同工場に供給する。工場は自家消費する。 -
美濃加茂市で木質専焼バイオマス発電所着工【中部電力/佐合木材/三菱HCキャピタル】7.1MW、地元産未利用間伐材などを有効活用
岐阜県美濃加茂市で新たな木質バイオマス発電所「美濃加茂バイオマス発電所」の建設が3月から始まった。発電出力は7,100kWで、年間の発電量は一般家庭約1.6万世帯分の電力消費用に相当する約5,000万kWhを想定している。木質専焼で、燃料である木質チップは地元産の未利用間伐材などを主として利用する。 -
170m超の高度で陸上風車のクレーン作業実施【中国・XCMG】重量118トン・直径156mのブレード部を吊り上げ
中国の重機メーカー大手のXCMG(Xuzhou Construction Machinery Group:徐工集団)は、同国青島で進めている陸上風力発電用風車の設置において、170m超の高さで風車ブレードのタワー上への吊り上げ作業を行った。同社によるとシングルアームクレーンによる風車吊り上げ作業の高さとしては世界記録。 -
ヤンマー、水素・蓄電池両面で脱炭素ソリューション提供へ
ヤンマーエネルギーシステムは、ドイツ・2G社が製造する100%水素燃料コージェネシステムの日本国内での取り扱いを、2022年度内に開始する。また、汎用蓄電池モジュールを製造・販売するオランダのオレオ・テクノロジーズ社の株式の過半数を取得した。同社の蓄電池技術を応用し、農業機械などの電動化の開発を加速させる。 -
EV-建物間の電力双方向融通実証実施中【鈴廣/本田技研工業】状況に応じた柔軟な充放電で全体効率向上図る
かまぼこなどの加工食品製造・販売を行う鈴廣と、本田技研工業は、電気自動車(EV)と建物間で電力を相互融通するエネルギーマネジメントの実証実験を行っている。小田原市内の鈴廣本社を中心に、同社の社用車としてホンダe(蓄電池容量35.5kWh)などホンダが提供するEV、およびエネルギーマネジメントシステムを日常業務で使用。 -
AIによるプラント設備異常予兆検知システムを開発【大阪ガスほか】UISがAIシステム構築サービスを提供
大阪ガスと宇部情報システム(山口県宇部市、UIS)はこのほど、AI(人工知能)による異常予兆検知システムを開発したと発表した。同シ検知ステムにより未経験のトラブルの早期検知が可能になる。 -
宮古島市で来間島MG実証設備が稼働【沖縄電力】災害時には自律的に対象地域へ電気を供給
沖縄電力は(浦添市)このほど、宮古島市来間島で設置工事を進めていた来間島マイクログリッド実証設備が、1月25日に運用を開始したと発表した。 -
「下水汚泥由来水素ST」 運営組合を官民で組成【福岡市/三菱化工機ほか】民間企業のスピード感活かし普及貢献へ
三菱化工機(神奈川県川崎市)はこのほど、福岡市が募集していた「福岡市水素ステーション共同体組合員」に選出されたと発表した。福岡市中部水処理センターをフィールドに、下水汚泥を処理する工程で発生するバイオガスから水素をつくり、水素ステーションで燃料電池自動車(FCV)などへ供給する世界初の水素STの運営を実施してきた。 -
連載「100%自然エネルギー地域をゆく106」2021年の電力需給データから見えること ~自然エネルギー100%へ向かう電力システム
2012年にスタートしたFIT制度により電力供給に占める自然エネルギーの割合は、日本国内でも年間電力量で20%を超え、変動性自然エネルギーVRE(太陽光および風力発電)の割合も10%に達しています。 -
既存メガソーラー発電事業に共同で出資参画【ENEOS/みずほリース】4カ所合計57MW
ENEOSとみずほリースは、国内4カ所の太陽光発電所事業へ共同で出資参画した。両社が資本参画したのは「青森太陽光発電所」(青森県十和田市、7.2MW)、「いわき太陽光発電所」(福島県いわき市、26.7MW)、「浜田第一太陽光発電所」(島根県浜田市、11.0MW)、「浜田第二太陽光発電所」(島根県浜田市、12.0MW)。 -
地域熱プラントの運用をAIで最適化 開始【丸の内熱供給/新菱冷熱工業】従来の自動運転上回る省エネ性能を確認
丸の内熱供給(東京都千代田区)と新菱冷熱工業(東京都新宿区)は、大規模熱源システムを効率的に運用できるAI制御システムを開発した。熱分野において、中でも大規模地域熱供給事業において、他に先駆けてAIを本格的に活用し効率化を図る先進的な事例だ。 -
【インタビュー】施工の現場から「第72回」「草刈りさえすれば大丈夫」という誤解
野立て太陽光発電所にとって、雑草対策は常に大きなポイントで、発電量を低下させる主たる原因と言っても過言ではない。そうではあるが「草刈りさえしておけば大丈夫」と考えるのは大きな誤解である。 -
洋上風力作業員輸送船舶用ウォータージェット推進装置開発【三菱重工業】低船速域でも高出力・安全な乗り降り確保
三菱重工業は、洋上風力発電所の建設や運用・保守の作業員輸送を行う洋上風力発電所用交通船(CTV:Crew Transfer Vessel)向けとして、ウォータージェット推進装置を開発した。 -
洋上風車メンテ支援専用船が竣工【商船三井】台湾の900MW洋上風力発電所で運用へ
今般、商船三井は、建造を進めていた洋上風力用の新たな作業船が竣工したことを発表した。竣工した船舶「TSSパイオニア」は、船舶の種別としてはSOV(Service Operation Vessel)に分類される。SOVは洋上発電所の風車メンテナンス専用船だ。 -
欧州の洋上風力作業員輸送船の貸出開始【日本郵船】蓄積する船舶運用の知見を国内で活用へ
日本郵船は、ノーザン・オフショア・グループ(NOG社、スウェーデン)の子会社ノーザン・オフショア・サービスに対して、洋上風力発電所の建設や運用・保守を行う作業員を輸送するための交通船(CTV:Crew Transfer Vessel)1隻の裸傭船(船舶の貸し出し)を開始した。