「再エネ先駆けの地・福島」着々と 展示会「第7回ふくしま・再生可能エネルギー産業フェア(REIFふくしま)」直前特集

11月7日(水)・8日(木) 於・ビッグパレットふくしま

[画像・上:昨年の会場の様子]

第7回ふくしま・再生可能エネルギー産業フェア(REIFふくしま)」が11月7日(水)・8日(木)の2日間、福島県郡山市ビッグパレットふくしまで開催される。福島県と公益財団法人福島県産業振興センターが主催。福島新エネ社会構想の三本柱、①再生可能エネルギー導入拡大、②水素社会実現のためのモデル構築、③スマートコミュニティの構築がメインテーマとなる。

7回目を迎える今回は、産学官から過去最大の201企業・団体が集まった。再生可能エネルギー先進地域の欧州(ドイツ、デンマーク、ベルギー)からも多数の企業・団体が参加する。これら出展者によるプレゼンテーションは、展示会場内特設ステージで連日開催される。

視察ツアーで訪れるFREA施設の外観

ビッグパレットふくしまコンベンションホールで行われるセミナーでは、最新の技術・情報の発信および商談・交流・産学官連携の場が提供される。8日(水)には、基調講演として三菱総合研究所理事長小宮山宏氏が「プラチナ社会へのイノベーション~再生可能エネルギーへの期待~」と題した講演を行う。「プラチナ社会構想」実現に、再生可能エネルギーの導入余地は大きい。また、資源エネルギー庁より福島新エネ社会構想について講演、ドイツ及びデンマークの最新活動事例、産総研福島再生可能エネルギー研究所(FREA)による福島発革新的再生可能エネルギー技術に関する講演などが予定されている。さらに、イベントでは、トヨタFCバス「SORA」試乗会やFREA視察ツアー、ものづくり取引商談会が開催される。

入場無料で当日会場受付可能だが、Web事前登録もできる。

【出展ブースピックアップ】

アンフィニ 【A-6】

福島県復興・地域貢献の取り組みを紹介

アンフィニは、昨年7月に福島県楢葉町に太陽光発電モジュール生産工場を稼働させた。自社で国内工場を構えているからこそできる「復興や地域への貢献」を経営方針とする。ビジネスを通してその「貢献」を実現させる取り組みを、来場者および出展企業に広くアピールするのが狙いだ。

ブースでは、融雪機能付き太陽電池モジュール「スノーカット」を披露する。雪を感知するとモジュール内の特殊シートが発熱し、モジュール上の積雪を防ぐ〝雪国地域対応〟の太陽電池モジュール。雪降ろしの費用負担や事故を大幅に軽減する。展示では、「スノーカット」モジュールを通電させて、実際に触れて特長を体感できる。またブース内ディスプレイで、「スノーカット」の実験映像を放映する予定。

さらに「長期保証付き高出力太陽電池モジュール」や蓄電ハイブリッドシステム「ジャパンバッテリー」もブース内に展示する。「長期保証付き高出力太陽電池モジュール」は、福島県楢葉町の工場で生産している。今回、60セル300Wと72セル360Wの2種類を紹介する。蓄電ハイブリッドシステム「ジャパンバッテリー」は、国内メーカー製電池で、1万2,000回以上の充放電を繰り返しても、約70㌫の容量を維持する長寿命設計が特長だ。

「復興や地域への貢献」を経営方針とする同社は現在、地域復興実用化開発等促進事業費補助金を受け、「FUKUSHIMA産マルチメーカー対応太陽光発電・蓄電システム」の開発・実用化に取り組んでいる。「福島県復興計画の中で、弊社が力となれる再生可能エネルギー創出機器分野において、研究、開発、生産、販売、保守、リサイクル・リユースなど、これらすべてに関して福島県内企業(産)、官、学と連携を緊密に行い事業展開することで、地元での雇用を生み出し続けたいと願っています」と、エネルギー事業部部長・小倉英之氏は語った。

今回のREIFふくしまに出展するブーストピックに続く】

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