≪展示会「社会インフラテック」開催迫る≫効率的なインフラ構築・メンテのための最新技術とソリューションが一堂に! 2018年12月6日(木)〜8日(土)・於東京ビッグサイト 東ホール
- 2018/11/30
- 総合
- 新エネルギー新聞2018年(平成30年)11月26日付

インフラ維持管理者と民間企業・技術とのマッチング、インフラメンテナンスの普及・啓発を目的に、12月6日(木)~8日(土)、「社会インフラテック2018」が東京ビッグサイトで初開催される。主催はインフラメンテナンス国民会議と日本経済新聞社。
100を超える企業・団体が出展し、橋りょう、道路、上下水道など公共インフラの老朽化対策の最新技術・工法・ノウハウから、IoT、AI、ドローンを活用したインテリジェントインフラまで、インフラメンテナンスの最前線を紹介する。展示会場内の特設ステージではカンファレンスや出展者プレゼンテーションセミナーが開かれ、国、地方公共団体、経営者、専門家、現場担当者が多数登壇し、社会インフラに関わる最新情報を発信する。また、インフラメンテナンス・土木の仕事を身近に感じることができる「観て、触って、試して」をコンセプトにした主催者企画「インフラメンテナンス写真展」「ドローン・VR(バーチャルリアリティ)を使ったインフラ点検作業」「ドボク模型体験」などを通じて、生徒・学生から大人まで楽しみながらインフラメンテナンスへの理解・普及やその魅力を伝え、持続可能な社会の実現を提案する。
同時開催のエコプロ2018(第20回)、第3回ナノセルロース展などと合わせて17万人の来場を見込む。参加は事前登録によって無料となる。公式ウェブサイトから登録が可能だ。
◆公式ウェブサイト◆ https://messe.nikkei.co.jp/in/
【注目ブース紹介】
飛島建設 ブース番号:1-031
[画像・上:飛島建設の展示ブースイメージ]
飛島建設は地域に根ざした再生可能エネルギー事業の一例として、岐阜県中津川市「落合平石小水力発電所」について動画・パネルで紹介し、水車模型を展示する。
大正時代につくられた歴史ある農業用水路「平石用水路」の未利用落差に着目し、一部を発電用導水路として使用する。新たに発電用設備を設置し水路を共用するに当たっては、地域との協議により、並行して経年劣化が進んだ水路や取水設備の補修・更新を行い、農業用水路としての利便性の向上を図った。既存の水路を導水路とすることで、建設コスト低減にも繋がった。
改修を含む建設費用、また運転費用は、飛島建設とパートナー企業のオリエンタルコンサルタンツが折半して出資・負担。発電した電力をFITにより中部電力に全量を売電することで、事業を通した社会貢献となっている。また、運転費用のうち、清掃や点検など維持管理の一部は地区に委託するなど、地域経済にも貢献している。
エイチ・シー・ネットワークス ブース番号:1-018
法人施設の無線LANやWi-Fiなどに関して、提案・構築・保守を行うIT事業を展開するネットワークインテグレータ、エイチ・シー・ネットワークス(東京都台東区)は、社会インフラ向けネットワークソリューションをブースで紹介する。
屋外無線LANソリューションでは、FWAによる長距離無線LANにより、屋外のインフラ整備などで役立つネットワークを構築。例えば山間部のインフラ工事、点検、移動などの局面で、スマホやタブレットなどの端末を接続できる通信環境を提案する。
セキュリティソリューションでは太陽光発電所でも採用の多い監視カメラシステム向けのネットワークインフラを展示。長距離無線を活用し、通信ケーブルを敷設する必要がなく草刈りなどのメンテナンス時に負担が減る。運用監視の技術も提供する。
またプラントや工場などに対しては、制御系通信のセキュリティ強化や生産ラインの無線化による効率アップなどのIP(インターネットプロトコル)ネットワークソリューションを提案する。