【第11回[国際]カーエレクトロニクス技術展】新電元工業が90kW急速充電器・ ワイヤレス充電システムを「カーエレJAPAN」に出展<小間番号:E40-40>
- 2018/12/28
- 特集
- 新エネルギー新聞2018年(平成30年)12月24日付

新電元工業は、国内メーカー初となる新充電規格CHAdeMO Protocol Rev.1.2認証を取得した最大出力90kWの急速充電器、国内初出展となるワイヤレスチャージングシステム(WCS)、その他にも車載に搭載されるパワーエレクトロニクス製品を多数展示する。
[画像・上: ワイヤレス充電システムイメージ (提供:新電元工業)
急速充電器は、従来製品(50kW)比較で1.8倍の出力対応し充電時間を約4割短縮、かつ2台の車に同時充電が可能な仕様で懸念される充電スポットの充電渋滞の解消を目指す。
WCSは非接触で充電できるシステムで、各種業界の標準規格に対応、受信コイルなどの車載機器にとどまらず、地上機(充電コイルなど)も含むトータルシステムで展示を行う。
環境対応車の小型・軽量化に貢献すべく高効率を追求する車載回路製品では、車載充電器、DC/DCコンバータ、DC/ACインバータを展示。DC/DCコンバータは最大効率95%を実現し、ケースを変更することにより空冷・水冷タイプを選択することも可能である。
車載デバイスは、ディスクリートからパワーモジュールまで多種の製品を展示、中でもi-Stackモジュールは、高放熱性に着目し面積で従来比約50㌫低減、重量・体積で従来比約3分の1を実現している。
同社は、半導体技術、電源回路技術、モジュール技術を併せ持つメーカーとして、環境対応車向けの製品開発を展開している。インフラ設備からパワーデバイスまでの幅広い展開に、今後も目が離せない。