【東亜グラウト工業】「平成30年度省エネ大賞」を受賞 ヒートライナー工法で中小企業庁長官賞
- 2019/1/28
- 地熱・地中熱, 省エネ
- 新エネルギー新聞2019年(平成31年)01月28日付
東亜グラウト工業(東京都新宿区)は、「平成30年度省エネ大賞」(製品・ビジネスモデル部門)で、同社の「下水道排熱回収ヒートライナー工法」により中小企業庁長官賞を受賞した。外気と比べて温度の安定している下水排熱から熱を効率的に回収し、空調、給湯、ロードヒーティングなどに利用する排熱回収工法で、地域の省エネルギーに貢献できる点が評価された。
[画像・上:ヒートライナー工法によるロードヒーティング(提供:東亜グラウト工業)]
下水道管路内に熱交換マットと更生管を設置し、老朽化した管路の補修・更生と採熱を同時に行う。1スパン1日と短期間の工期、直径250mm~900mmの小口径への対応、採熱のための土木工事や配管工事などが容易といった特徴を有している。管路の老朽度によっては2層工法による補強も選択できる。
空調熱源利用ではCOP4~5と、空気式熱源空調に比べる2倍近い効率を達成しており、また空調用だけでなく融雪用などにも適用が期待されている。