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水道使用量自動検針の試験を導入【中部電力/名古屋市上下水道局】電力量計の通信網活用
- 2020/5/29
- エネルギーマネジメント
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)05月11日付
中部電力はさきごろ、名古屋市上下水道局と水道スマートメーターによる水道使用量自動検針の試験導入に関する協定を締結した。
[画像・上:水道使用量の自動検針の概念図(提供:中部電力)]
両者は名古屋市における将来的な水道検針業務の省力化や新たなサービスの提供に向けた知見を得ることを目的とした事業に取り組む。同協定の締結により、3月26日から2024年3月31日までの期間、同社が保有する電力スマートメーターの通信ネットワークを活用し、水道使用量自動検針の試験を実施する。
具体的には、市上下水道局が選定する名古屋市内の集合住宅(約100戸)に各水道メーターを水道スマートメーターに取り換え、通信端末を設置する。各戸の水道データは中部電力が保有する電力スマートメーターの通信網を経て自動収集され、市上下水道局で集計される。通信ネットワークを活用することで、水道使用量データの定期的な遠隔取得が可能になる。
また、水道使用量データを定期的に取得することで、漏水の早期発見(夜間や住民不在時でも常に一定の水道の使用量があることなどから判断)や水道使用量の「見える化」など水道使用量データの活用についても検討していく予定だ。