≪特集「太陽光パネルのリユース・リサイクル」≫④オリックス環境:パネル処理サービスの全国展開開始
- 2020/5/26
- 特集
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)05月25日付

オリックス環境(東京都港区)はこのほど、太陽光発電所から排出される使用済み太陽光パネル処理サービスの全国展開を開始した。
[画像・上:リース物件適正処理のサービスイメージ]
同社は、オリックスが提供するリース物件の適正処理を通じて培った独自のノウハウとネットワークをもとに、全国の顧客の不要物の回収やリユース、リサイクル、適正処理をサポートしている。また、オリックスはメガソーラー(約100カ所)と屋根設置型太陽光発電(約500カ所)を運営しており、そこでの使用済みパネル処理も担っている。
全国の産業廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処理会社と協力し、太陽光パネルの破砕および埋め立てによる適正処理体制を構築した。基準を満たす適正処理事業者を、客先に対して、全国規模かつワンストップで紹介する。自然災害による突発的な太陽光パネルの故障や破損が生じた際などでも、活用できる。

さらに、事務業務代行・業務サポートサービスも手掛ける。業者の選定や配車手配、売却時の査定やコスト削減提案等、適正処理に関する煩雑な事務業務のサポートも行える。電子マニフェストの独自ASPサービスを展開しており、データ代行入力やシステム上での契約書・許可証の管理も対応する。
同社は昨年、自社リサイクル工場で使用する電力全量を完全再エネ化した。環境への負荷が低減される循環型社会を推進するため、リユース、リサイクル、適正処理ソリューションを提供する。