レノバがベトナムの風力発電事業に参画 初の海外再エネ事業

再生可能エネルギー開発を手掛けるレノバは5月8日、ベトナムの発電事業者である「第1パワーコンストラクション(PCCI)」がベトナム国内で開発を進めている陸上風力発電事業に参画すると発表した。レノバにとって、海外初の再エネ事業となる。

クアンチ省ヒュンホア区で開発を進めている事業会社3社に、レノバが40%、共同事業者のPCCIが60%を出資する。事業会社3社は、それぞれ設備容量4万8,000kW、合計出力14万4,000kWの風力発電設備を建設する。今年5月に着工、2021年10月末の運転開始を目指す。

ベトナムは経済成長や人口増加を背景に電力需要が拡大しており、同国政府は昨年9月、再エネの生産量拡大を強化し、発電量全体に占める割合を2015年の35%から2020年には38%に引き上げ、2050年に43%を目指すと発表した。

政府が実施した可能性調査では、小規模水力発電により約8,000MW、風力発電で200MW、バイオマス発電で3,000MW、太陽光発電で3,500MWの発電が可能だという。

レノバは再エネの電力需要の増加が見込めるアジアで今後も発電事業の開発を進める方針だ。

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