≪特集≫太陽光モジュール「リユース」巡り動き出す企業②HIOKI
- 2021/6/28
- 特集
- 新エネルギー新聞2021年(令和3年)06月21日付
太陽電池モジュールリユースを促進し、SDGs実現に貢献
HIOKI(長野県上田市)は、ガイドライン内で条件とされている発電性能および絶縁性能の各検査に必要な測定器を揃えている。
[画像・上:PV専用機能つき絶縁抵抗計「IR4055-11」]
発電性能については、太陽電池モジュールのI-Vカーブを測定することで、電流や電圧低下など異常の有無を確認できる。I-Vカーブトレーサ「FT4300」は、1秒でストリングにつき200点の測定を行える。発電電圧を検出すると自動で測定を開始し、作業時間を大幅に短縮できるのがメリットだ。
絶縁性能検査には、太陽光パネル設置現場用の絶縁抵抗計「IR4055-11」と工場での検査用の絶縁抵抗試験器「ST5520」がある。絶縁抵抗計「IR4055-11」は、PV専用の機能を搭載し、絶縁抵抗を昼間でも安全、正確に測定することができる。4秒で測定表示し、ホールドするだけでデータを記録する。
さらに、外観検査だけでは、バイパスダイオード回路の不良は発見できない。火災リスクがあるので、バイパスダイオードテスタ「FT4310」を推奨する。日射下でも簡単に開放/短絡故障の検出が可能だ。