≪特集≫モジュールリユースと両輪なす「リサイクル」:チヨダマシナリーの最新ソリューション

低コストな再資源化目指し進化し続ける廃棄太陽光パネル分離装置「PVリサイクルハンマー」

チヨダマシナリー(埼玉県杉戸町)の「PVリサイクルハンマー」は、廃棄太陽光パネルをシンプルかつ効率的に再資源化できる。

[画像・上:アルミ枠分離装置]

太陽光パネルからアルミ枠などを取り外す「アルミ枠分離装置」と、ハンマーでガラスとバックシートを分離する「ガラス分離装置」から成り、アルミ枠分離装置にパネルを据えると、自動でアルミ枠と端子ボックスが外される。次に枠を外したパネルを、ガラス分離装置のローラーコンベアに載せる。パネルは接着剤を剥離しやすくするため、ヒーティングされながらガラス分離機に送られる。ガラス分離機内のハンマーでガラス部分が破砕され、カレット上の大粒のガラスとして回収される。

ガラス分離装置

なお破砕時の粉塵はガラス分離機内で集塵される。ガラスは一回の処理で95%以上を分離できる。残ったバックシートはコンベアでそのまま送り出される。PVリサイクルハンマーにより、ガラス、アルミが再資源化される。またバックシート類も銀など有用物質を取り出す研究が進んでいる。

チヨダマシナリー 取締役社長兼CEO・山下則夫氏

2つの装置を並べても長さ10.5m、幅4m、高さ3mの省スペースで、アルミ枠分離装置は車載でき、オンサイトでの稼働も可能だ。1セット4,000万円程度の本体価格で提案できる。

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