《注目の木質バイオマス・ソリューション》諸岡:高い走破性を持つ自走式破砕機 長尺材の処理に適した横投入式
- 2022/11/28
- 特集
- 新エネルギー新聞2022年(令和4年)11月14日付
諸岡の自走式木材破砕機は国内シェアトップ。代名詞のゴムクローラと全油圧システムにより振動・騒音が少ない。またゴムクローラはどんな路面でも傷めず侵入できるため、場所を選ばす破砕処理ができる。ラインアップの中でも「MRC-3000」は、大径、長尺材に特化した自走式破砕機だ。最大450mmの径木材の破砕が可能で、長尺材の処理に適した横投入式を採用した。
[画像・上:MRC-3000]
切削刃タイプのカッタードラムを標準装備しており、カッター回転数や破砕材送り速度を任意で設定できるため、適切なサイズでバイオマス発電用木質チップを作成できる。フィードローラーとコンベアの自動反転機能、材料径に合わせて自動で上昇するフィードローラー、破砕室開閉部の電気式インターロックなど、安全機能も充実している。
排出コンベアと投入コンベアの格納が可能なコンパクトなデザインで、格納時の全長は6,575mm。本体の幅も2,415mmで、輸送時全長は8,940mm、機械質量は1万3,700kgとなっている。
オフロード法2014年基準に適合。排ガス4次規制に対応するCAT製エンジンを搭載し、環境に配慮しているのも特長だ。