【年頭所感・2023年:企業㉕】諸岡 正美(株式会社諸岡 代表取締役CEO)「建設・環境・農林業機械の製造販売を通じて、人と自然環境の調和を目指し、豊かな社会づくりに貢献します。」

当社は昨年より中期経営計画「MV2030」をスタートさせ、2030年のあるべき姿に向けたバックキャスティングにより「大地と技術の開拓者」を目指すこととしました。新型コロナウイルスが蔓延したこの3年間に当社は非財務部門であるESG経営やSDGsを推進しながら、働き方改革、健康経営、更には二酸化炭素の排出削減や社員教育制度の構築に力を注いでまいりました。コロナ禍の中でも少しずつ企業価値を高めることができ、今年はその経験を活かしさらなる成長を目指してまいりたいと考えています。

今年は原材料不足や物価高騰、更には円安も落ち着きを取り戻し、人や物の交流も正常化すると期待していますが、一方で世界の大きな変化に乗り遅れてはなりません。特にDXやGXは避けては通れないテーマであり、それらの変革を起こすには、人や技術への投資を積極的に行う必要があります。当社では特に「人的資本経営」と「脱炭素経営」に注力してまいります。「人的資本経営」については、リスキリングやエンゲージメントを高めるために、DXプロジェクトやグローバル推進プロジェクトに若手・中堅社員を登用し、経験を積ませています。

一方「脱炭素経営」については各部門の担当者が毎月クラウド上にデータを送り、二酸化炭素排出量の見える化を実現しました。今後サプライヤー様と共に低減を図りながら製品の脱炭素化も推進してまいります。また顧客満足度の向上を目指し、昨年東北営業所をリニューアルし、アフターサービスの強化を図りましたが、今年は九州営業所・本社工場への設備投資を行い、サプライチェーンの皆様との「パートナーシップの構築」に注力し「新しい資本主義」へ挑戦してまいります。

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