【年頭所感・2023年:企業㉚】奥山 恭之(株式会社エナジービジョン 代表取締役)「メンテナンスだけから『O&M』への進化」
- 2023/1/31
- 特集
- 新エネルギー新聞2023年(令和5年)01月09日付
新年あけましておめでとうございます。
太陽光発電のメンテナンスは、「メンテだけ」から「O&M(オペレーション&メンテナンス)」への進化が求められています。
当社の「稼ぐ太陽光メンテ(次世代型O&M)」は、オペレーション(発電量解析)を主軸に据えて発電事業者への提案を行っております。
解析を行うことで、発電所の状況を詳細に把握でき、発電事業者の最大の関心事である「発電量の増減」について適切なアドバイスができます。
点検等「メンテナンス」の精度向上はもちろん大切ですが、それだけでは発電量の傾向を把握できず、発電事業者の最大の関心事に寄り添うことはできません。
発電量の低下に悩み「メンテだけ」に不満を感じる発電事業者が増えています。
「稼ぐ太陽光メンテ(次世代型O&M)」では、発電量に問題があるのか、ないのか、定期的にアドバイスすることで発電事業の伴走者として安心を提供しています。
そして本年は、発電量解析の手法をシステム化し業界全体に普及させる活動に力を入れてまいります。
当社の「PVトレーサビリティシステム」(太陽光発電所のO&Mに必要な情報を一元管理・共有するクラウドサービス)に、発電量解析機能(発電奉行)を組込み、誰でも容易に解析できるようにしています。
また日々の発電量監視も自動化の仕組み(発電奉行目付役)をご提供します。
発電量をしっかり把握するO&Mを定着させることで、気付いていない発電ロスを発見し是正できます。
主力電源である太陽光発電が安定的にエネルギーを供給し続けるために、単なるメンテナンスからO&Mへの進化を促す活動を行ってまいります。
皆さまのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。