【《特集》小水力発電大会】大会実行委員長挨拶:荒木肇氏(北海道大学名誉教授)

第8回 小水力発電大会 大会実行委員長 荒木肇氏
「北海道大会開催にあたり」

第8回全国小水力発電大会に全国から参加いただき、歓迎申し上げます。私たちは小水力発電を軸に置きながら、広く再生可能エネルギー普及の議論をしたいと考えます。「地球温暖化(沸騰化)」は広く認識され、最近の夏季の猛暑や集中豪雨や冬季の豪雪は一時的な異常気象ではなく、温暖化に伴う気候変動と関連し、来年以降もその発生がも危惧されています。

「気候正義」の取り組みが世界で起きています。気候正義とは化石燃料を大量消費した先進国がその責任を果たすことです。責任とは、国内でいえば、安全でかつ二酸化炭素排出をゼロに近づける再生可能エネルギーの普及でしょう。

REN21(国際的な自然エネルギー政策ネットワーク)のデータでは、2022年における世界の再エネ電力比率は29.9%とほぼ30%に達しました。EU国平均では、ウクライナ危機でも38.4%ですが、日本は22.4%(環境エネルギー政策研究所:水力7%、バイオマス4%、風力1%、太陽光10%)にとどまっています。

再生可能エネルギー普及には、それに舵をきる国策が必要です。そして、再エネ起源の電気を使用したいとの気持ちにそった地域レベルの活動も必要です。テレビは再エネ電力でみたい、再エネ工事専門の電気屋さんがいてほしい、我が家も再エネに近づきたい、次は電気自動車…等々が聞こえてきます。

全国の貴重な経験が交流され、実り多い大会になることを期待します。また、北海道の秋をお楽しみください。

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