岡山県笠岡市のため池で水上メガソーラーが運開=いちご

いちごが岡山県笠岡市の農業用ため池で建設していた水上メガソーラー「いちご笠岡尾坂池ECO発電所」が4月25日に運転を開始した。

[画像・上:いちご笠岡尾坂池ECO発電所(提供:いちご)]

笠岡市が管理する農業用ため池「尾坂池」(満水面積12万2,000平米)の水面にHTソーラー製の太陽光パネル7,000枚を設置した。年間発電量は、一般家庭約1,110世帯分の使用量に相当する約333万6,000kWhを見込む。

いちごは同発電所の開発にあたって、グリーンボンドを発行。適格性については、第三者評価機関である日本総合研究所より、セカンド・オピニオンを取得している。

岡山県は年間を通じて晴れの日が多く、太陽光発電にとって有利な条件を有している。県西南に位置する笠岡市は環境基本計画の重点プロジェクトとして「協働で実践する地球温暖化防止」を掲げ、太陽光発電事業の取り組みを積極的に進めている。

同市は瀬戸内海に面しており、雨が少ないため農業用ため池が数多く建設されている。2017年11月、尾坂池を利用して水上メガソーラー発電を行う事業者を公募。占有料は1平米あたり年間100円。占有地内・周辺道路の維持管理は事業者が担う。いちごがこれに応募し、事業者に選定された。

同発電所の稼働により、いちごグループが保有する稼働済み太陽光発電所は48件、累計出力は約144.41MWになった。また、稼働予定を含む確定案件数は64件、累計出力は187.83MWになる。

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