[≪特集≫下水道展’23札幌]「地域脱炭素」の新たな役割担う下水道の最新技術・ソリューション勢ぞろい
- 2023/7/31
- 特集
- 新エネルギー新聞2023年(令和5年)07月31日付

下水道展’23札幌
◆8月1日(火)~4日(金)
◆札幌ドーム(札幌市豊平区羊ケ丘1番地)
[画像・上:‘22東京の会場の様子]
公益社団法人日本下水道協会が主催する「下水道展‘23札幌」が、2023年8月1日(火)から4日(金)までの4日間、北海道の札幌ドームで開催される。
下水道展は、下水道事業の管理者である全国の地方公共団体などを対象に、全国の下水道関連企業(団体)の日頃の技術開発の成果などに基づき、下水道に関する幅広い分野の最新技術・機器、サービスなどの展示・紹介をする下水道分野における国内最大の展示会だ。
施設の老朽化に伴う改築への対応、頻発する豪雨に備えるための浸水対策、人口減少に伴う下水道使用料収入の減少、人員の不足による管理体制の脆弱化など、下水道事業は多くの課題を抱えている。これらの課題に対処していくためには、行政自身の取組みに加え、民間企業と連携し、そのノウハウや創意工夫を積極的に取り入れ戦略的に事業を推進する必要がある。
下水道展では、全国の地方公共団体が抱える課題の解決に繋がる最新技術・機器等の情報を効率的に収集してもらうため、展示とともにセミナーの開催など様々な企画を実施し、あわせて一般市民に下水道への理解を深めてもらうため、その役割をわかりやすく紹介するパブリックゾーンも展開する。
また、併催行事として「第60回下水道研究発表会」が8月1日(火)から3日間の会期で、札幌コンベンションセンターで開催される。1日に東北大学名誉教授・大村達夫氏の特別講演、「下水道流入水中の様々な情報について(仮題)」、「下水道における産官学連携と革新的技術の普及促進(仮題)」などの講演も予定されている。
さらに、地方公共団体の職員を対象とした主催者による下水道技術情報研修会(ブースツアー)、出展企業による製品・技術のプレゼンテーションも開催される。