【特集「スマートエネルギーWeek2020」】②巴商会:来たるべき水素社会を支える製品・ソリューションを先取りし取り揃え
- 2020/2/25
- 特集
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)02月24日付

巴商会
水素・燃料電池展 W11-10
産業ガスの製造・輸送・販売を手掛ける巴商会は、再生可能エネルギーの利活用を目的とした水素製造・利用のサプライチェーン構築を提案する。同社は室蘭での低圧水素配送システム実証事業に参画しており、その成果を披露する。低圧水素は法的制限が少なく、設置・作業スペースが抑えられ、商業施設などへも比較的容易に導入できるのが特長だ。
[画像・上:FCモビリティ用TYPE4高圧水素タンク]
また水素ステーション建設・運営事業についても紹介する。自社で設計施工し東京都江東区で商用営業する「新砂水素ステーション」に加え、施工実績も増えている巴商会は、水素ステーション建設を検討している企業や自治体向けに、水素ガス供給から設計・施工・保守までトータルの提案ができる。軟弱地盤に強い特殊基礎工法やBIM運用により、設計・コスト積算を合理化。低コスト建設を実現する。

日本国内で使用できるFCモビリティー用高圧水素タンク・バルブシステムにも注目だ。韓国ILJIN Composite社のTYPE4高圧水素タンクに、伊OMB Saleri社のオンタンクバルブを附属し、UNR134認証およびKHK委託検査証明を取得。国際相互承認容器として使用できる。

