【特集「スマートエネルギーWeek2020」】⑦アンプトジャパン:パネルにかかる影を原因とする発電量低下を適正化する「Amptオプティマイザ」
- 2020/2/26
- 特集
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)02月24日付

アンプトジャパン
太陽光発電展 S2-16
山中に設置する太陽光発電所において、樹木や傾斜面の影による発電量低下は避けられないが、「Amptオプティマイザ」は、影の生じていない他のストリングの最大動作点のズレによる「ミスマッチ損失」を低減させる。
[画像・上:Amptオプティマイザ]
ブースでは、森林の影によるミスマッチ損失を、同社が提供するシミュレーションで予測する相談コーナーを設ける。PVsystソフトウェアの「Detailed electrical calculation(モジュールレイアウトを考慮した詳細発電量計算)」を使用して、影の影響を含めた発電量を計算する。
実際の案件として、大分県のメガソーラー(太陽光パネル約1.8MW、PCS500kW3台)では、東側に約15mの木々が隣接しており、影が生じているアレイと生じていないアレイが混在し、最大動作点の違いからミスマッチ損失が発生していた。オプティマイザ導入前の実測年間PR値0.627を導入後0.676(4.9%向上)に押し上げた。事前に行ったPVsystによる年間シミュレーションPR値は、0.674で、正確な予測を実施できた。
シミュレーションを依頼するには、単線結線図、太陽電池/パワコン仕様書、アレイレイアウト図、森林の位置と木々の高さ、現地の写真、設置現場の位置情報、現在の実績PR値が必要。

