我孫子市からごみ焼却発電施設のEPCを受注【日立造船】2023年4月稼働
- 2020/4/15
- バイオマス
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)03月23日付

日立造船はさきごろ、千葉県我孫子市より、ごみ焼却施設整備運営事業を受注したと発表した。
[画像・上:新施設のイメージ(提供:日立造船)]
我孫子市は2016年、ごみ処理施設「我孫子市クリーンセンター」が稼働から40年以上経過し、老朽化による故障の修繕費や維持管理費が増大している状況を解決するため、「新クリーンセンター」の整備計画を発表した。同市は現在のセンターとその隣地に新廃棄物処理施設とリサイクルセンターを二期にわたり整備する。
第一次事業として新たな可燃ごみ処理施設を整備し、第二次事業として現在のクリーンセンターを解体し、その跡地に破砕処理施設と資源化施設を整備する方針で固まった。新ごみ処理施設整備運営事業は、設計建設運営を民間企業が行うDBO方式に決定。
その後、日立造船を代表企業とするグループ(構成員:りんかい日産建設千葉営業所、Hitz環境サービス)が一般競争入札を落札し、新施設のEPC(調達設計建設)を受注した。千葉県内から上村建設工業(我孫子市)、野田電機(同)、市川環境エンジニアリング(市川市)が協力企業として参加する。受注金額は178億円(税抜き)。
新施設は1日120トンのごみを処理するストーカ式焼却炉(2炉)と発電設備で構成される。計画処理量は年間2万7,206トン。
設計建設期間は2023年3月まで。同年4月より稼働する。建設後は、日立造船グループの特別目的会社「あびこ環境テクノロジー」が20年間の運営業務を担う。

