キュービクル内配線用の新たな電線追加【住友電工】環境配慮型と耐熱性向上型
- 2020/5/29
- 太陽光
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)05月25日付

住友電気工業はこのほど、「S-FREE(エスフリー)」シリーズのKIP(高圧機器内配線用電線)として、「環境配慮型」6,600ボルトKIPと「耐熱性向上」6,600ボルト耐熱KIPを新たに追加した。「S-FREE」は、「快適を、その現場に」をコンセプトにした、同社のキャブタイヤケーブル、機器・盤内配線用電線のブランド。
「環境配慮型」6,600ボルトKIPは、現行のKIPの作業性はそのままで、エコ特性を追加した。材料にハロゲンや鉛を含まず、火災時に有害なハロゲン系ガスや腐食性ガスが発生しない低発煙性が特長。60度傾斜燃焼(JIS3005)に合格。
「耐熱性向上」6,600ボルト耐熱KIPは、エコ特性に加え、90度Cの耐熱性により電流容量が約10%アップし、サイズダウンが可能となった。重量も2~7%軽くなり作業性向上にも寄与する。難燃性はUL-1581、UL-VW-1垂直燃焼試験に合格。
いずれの製品とも、電線の取扱い性や作業性は、現行品と同等で、環境特性に優れている。キュービクルなどの高圧機器内配線用電線に最適だ。