ユーグレナバイオディーゼル燃料が完成【ユーグレナ】川崎鶴見臨港バスに供給開始

ユーグレナはさきごろ、次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」の供給先に、京急グループの川崎鶴見臨港バス(川崎市)が4月24日に加わったと発表した。

[画像・上:臨港バスの路線バス(提供:ユーグレナ)]

同社が製造するユーグレナバイオ燃料は、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)などの微細藻類と廃食油を原料としている。石油由来の軽油を100%代替できるバイオディーゼル燃料として注目を集めている。

同社は2018年10 月、横浜市鶴見区に日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを竣工。これを機に2020年に陸海空における移動体にバイオ燃料を導入することを目標として掲げた。

また、いすゞ自動車と共同で、含有率100%でも車両のエンジンに負担をかけることなく使用できる次世代バイオディーゼル燃料の実用化に向けたプロジェクトに取り組んできた。

今年3月、同社といすゞ自動車は、ユーグレナバイオディーゼル燃料の完成を発表。4月1日より、いすゞ藤沢工場(藤沢市)シャトルバスへの燃料供給を開始した。

いすゞのシャトルバス(提供:ユーグレナ)

今回、臨港バスの鶴見駅―横浜市内を走る路線バスでユーグレナバイオディーゼル燃料の使用を開始。運行している路線バスの外装と内装には、獅子ヶ谷小学校(横浜市)の小学生が「大人になっても残したい自然」をテーマに描いた絵をラッピングしている。

今後の供給見込み先は20社以上に拡大しており、次世代バイオディーゼル燃料の供給は着実に進捗している。バイオジェット燃料製造に関しても、今年1月末に国際規格ASTMの新規格取得が完了し、製造・供給に向けた準備と関係各所との協議を進めているという。

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