≪【特集】小水力発電大会≫大会実行委員挨拶「20年から更に先へ 真の持続可能なエネルギー・持持続可能な地域社会を小水力で」
- 2025/11/4
- 特集
- 新エネルギー新聞2025年(令和7年)11月03日付

第10回小水力大会実行委員(全国小水力利用推進協議会理事)
及川 斉志 氏
当協議会は創立から20年を迎え、またこの小水力発電大会も10回目を数える記念すべき大会となります。20年にも及ぶ活動と10回目の大会を開催できるのは当協議会の会員様をはじめ、大会に足を運んで下さる皆様や、多くの方々のご支援のおかげです。この場をお借りして感謝申し上げます。
さて、今夏も暑い日が続き、統計開始以来「最も暑い夏」になりました。地球温暖化というより気候〝危機〟という表現の方が現状にふさわしくなってしまいました。昨今の気温上昇といたる所で現れているその影響、それと当協議会が節目の年になることから、今大会のテーマを「『気候危機と小水力』~これまでの20年、これからの20年~」としております。水力発電は環境負荷が少なく、再生可能エネルギーの中でもCO2排出量も少ない電源となります。小水力が気候危機に果たすことができる役割や、当協議会のこれまでの歩みを振り返り、未来に向けた展望について皆さんと一緒に話し合っていけたらと思います。
今回特に力を入れましたのは、若い世代の方々、今まで水力に興味を持っていなかった方々にも大会に足を運んでいただきたいことでした。小水力の魅力や気候危機への対策となる小水力を知っていただき、是非とも小水力分野に関心を持っていただくとともに、さらには小水力分野へと足を踏み入れて頂ければ幸いです。
また今大会は企業展と企業プレゼンテーションへも参加がしやすいように工夫をしております。是非こちらにも足を運んでみてください。企業展内には、温暖化関係でご活躍の若い世代の方の温暖化をテーマにした展示もございますので、立ち寄ってみてください。
大会翌日の11月7日には水力の現場を訪ねるエクスカーション(主催:日本旅行)もございます。
これからの20年もどうぞ引き続き、地域を豊かにする小水力分野のさらなる発展と、小水力の力で気候危機を乗り越えられるよう皆様のご支援どうぞよろしくお願いします。

