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タグ:新エネルギー新聞2025年(令和7年)08月04日付
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全国の2割の市町村、「地域産の電力供給量」が「地域の電力需要量」上回る≪千葉大学/ISEP調べ≫2023年度の再エネ発電供給量国内合計は前年度比7.8%増
千葉大学大学院教授の倉阪秀史氏とNPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)は、日本国内で産出される再エネと食料に関して、供給と需要の実態などを国内総量・自治体別に把握する「永続地帯」研究を共同で進めている。今般、その最新版となる2024年度の報告書が公表された。 -
連載「100%自然エネルギー地域をゆく143」日本の100%自然エネルギー地域 ~エネルギー永続地帯の最新データ(2023年度推計)
都道府県や市町村別などの地域毎に評価することで、より大きな割合で自然エネルギーを供給している地域を見出し、自然エネルギーにより持続可能な地域を将来に渡り増やしていくことが重要です。 -
吸蔵合金式のコンパクトな水素タンク開発【竹中工務店/那須電機鉄工】新たな熱交換構造内蔵で十分な水素吐出量を確保
竹中工務店と、鉄塔・鉄構や架空線などを取り扱う那須電機鉄工は、水素発電技術の適用拡大に向け水素ガスを安全に貯蔵・運搬できる小型軽量の水素タンクを共同開発した。本タンクは那須電機鉄工が開発したナノ化鉄チタン水素吸蔵合金を用いて水素を貯蔵する。吸蔵合金なので危険物に該当せず、特別な資格がなくても扱うことができる。 -
高容量の水素吸蔵合金タンクを開発【FDK】ニッケル水素電池の知見応用
台湾・華新科技(PSAグループ)のグループ企業で電池メーカーのFDK(東京都港区)は、新素材を用いた水素吸蔵合金を開発した。チタン・マンガン・ジルコニウム・ニッケルなどの合金を材料とするAB2型を開発した。 -
1万9,000トン級ケーブル敷設船の船体完工【東洋建設】来年6月の引き渡しに向け建造は最終工程へ
東洋建設は、ノルウェーのVard Group ASと建造契約を締結し建造を進めている自航式ケーブル敷設船の船体が完工し、進水式をルーマニアのVard社造船所にて6月に行ったことを発表した。船体が出来上がったことで、本船は本格的な艤装(ケーブル敷設装置、揚貨装置や内外装などの装備品を取り付ける最終工程)工程へと進む。 -
神奈川県事業に採択、自律航行水上ドローン船の開発・実証を展開へ【Oceanic Constellations】洋上風力の海洋資源関連調査・モニタリングでの活用も念頭に
Oceanic Constellations(オーシャニック・コンステレーションズ、神奈川県鎌倉市)は7月、神奈川県が展開しているドローン開発・実装促進事業で採択された。洋上風力などの海洋資源関連の調査・モニタリング、洋上サイトや港湾などの保安など、様々な領域での活用が期待されているUSVの開発を行う。 -
NTN製・移動型独立電源を自転車ロードレースの空調付き休憩所として活用
NTNが開発した移動型独立電源「N3エヌキューブ」が、この7月13日に東京都多摩地域で開催された国際自転車ロードレース「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」で、空調設備付きの休憩所として活用された。当日は日中の気温が32度Cを超える暑さとなったが、再エネ100%で稼働するエアコンにより涼しく快適な空間を提供し、熱中症の予防に貢献した。 -
小容量高圧水素ガスのカードル売り開始【ミライト・ワン】6.8ℓ容器10本同時充填装置も開発
ミライト・ワン(東京都江東区)はこのほど、少容量の水素ガスの販売を開始した。カードル充填設備は大阪府内に建設し全国へ配送する。本事業の開始にあたり、ミライト・ワンは小容量高圧水素ガス充填の専用設備を開発。充填圧力29.4MPa、容量2N㎥、水素ガス重量約153gとなる6.8リットル小型高圧水素容器だ。 -
バーチャルPPA実施へ【JERAグループ/JR東日本グループ】ビル内のテナント単位での常時カーボンフリー化可能にする新技術も採用
発電事業者のJERA(東京都中央区)と、東日本旅客鉄道(JR東日本)の100%子会社でJR中央線沿線など東京西部の多摩・八王子エリアでの駅業務の受託(鉄道業務受託事業者)や駅施設・店舗の運営、高架下スペース管理業などを展開するJR中央線コミュニティデザイン(東京都小金井市)は、JERAが開発する太陽光発電所由来の環境価値を、JERAの子会社であるJERAクロスを通じて供給するバーチャルPPAを実施することを発表した。 -
洋上風力発電用設備の専用会社が男鹿市に設立【JFE商事秋田オフショアマテリアルズ】モノパイル洗堀防止材を取り扱い
秋田県の男鹿市において、洋上風力発電関連の設備を扱う専門会社「JFE商事秋田オフショアマテリアルズ」(JAOM)が今般設立された。会社設立にはJFE商事に加え地元・秋田の企業群が携わった。 -
洋上風力関連の作業・運用を効率化する「海洋ロボット」開発推進へ【内閣府/東洋エンジニアリングほあか】水中点検作業の自律・無人化などを実現
我が国において各種海洋事業の合理化に資する自律型無人探査機(AUV。機器自身が水中の位置や周囲の状況を認識し、自律して動く無人潜水機)の開発・活用を拡大するべく、内閣府は実証事業を展開している。同事業の本年度の採択が行われ、その中から東洋エンジニアリングらの事業の詳細が公表された。 -
空港誘導路脇にメガソーラー設置【富士山静岡空港/鈴与商事/東急】空港施設の37%を再エネ電力自家消費で賄う
静岡県牧之原市・島田市に位置する地方管理空港である富士山静岡空港は、導入準備を進めていた空港内敷地における太陽光発電所の設備が完工したことを発表した。空港誘導路の南側用地に1,716枚の太陽光パネルを設置。発電容量1,021.2kWの太陽光発電所とする。年間の発電量は約130万kWhを想定しており、このうち年間約107万3,000kWhを空港施設に供給。空港の旅客ターミナル全体の使用電力の約37㌫に相当するこの再エネ電力を自家消費。年間のCO2排出削減効果としては約451.7トンを想定する。 -
次世代太陽電池・カルコパイライト太陽電池設置した自販機の実証実験開始【神奈川県相模原市/サントリー/PXP】自販機の4面に太陽電池貼付
神奈川県相模原市において、飲料水の自動販売機の電源として次世代太陽電池を用いる国内初の実証実験が開始された。稼働しているサントリーの自販機に、次世代太陽電池の一つであるカルコパイライト太陽電池を設置し実施されている。実証ではカルコパイライト太陽電池の特色を活かし、追加設備なく自販機本体に直接太陽光パネルを設置。 -
大阪万博の駐車場に太陽光発電舗装システムを設置【東亜道路工業】冷却機能付き次世代ベンチの電源として活用
東亜道路工業(東京都港区)は、大阪・関西万博に設置されている冷却機能付き次世代ベンチの電源として、取り扱っている太陽光発電舗装システム「ワットウェイ」を設置したことを発表した。万博会場の舞洲O&R駐車場および障害者用駐車場に設置・運用されている。ワットウェイのパネル6枚と冷却機能付きベンチ1基が1セットとなっている。 -
PPA締結、「カラオケまねきねこ」6店舗に再エネ電力供給【丸紅新電力】発電エリアと需要地エリアとの値差を需要家に還元、コスト削減に貢献
小売電気事業者である丸紅新電力と、カラオケチェーン「カラオケまねきねこ」を展開するコシダカ(東京都渋谷区)は、コシダカ専用の太陽光発電所を活用したオフサイトコーポレートPPAの契約を締結した。8月より、丸紅新電力が東京電力管内の太陽光発電設備(AC300kW)から電気を調達し、コシダカの運営する関西電力管内の「カラオケまねきねこ」6店舗に対して、コシダカ専用の太陽光発電所由来の再エネ電気を20年間供給する。