さいたま市ごみ処理施設整備・運営事業を受注【タクマ】既存2施設を統合

タクマは3月19日、「さいたま市サーマルエネルギーセンター整備事業」をさいたま市から受注したと発表した。公設民営のDBO(設計・建設・運営一括)方式でごみ処理施設整備運営事業実施する。

[画像・上:完成イメージ図(提供:タクマ)]

さいたま市は「めぐるまち(循環型都市)の創造」を目指し、市内のごみ処理施設4施設のうち、老朽化が進む西部環境センターと東部環境センターの2施設を統合する計画を推進してきた。統廃合事業は東部環境センターで実施し、新ごみ処理施設では焼却時に高効率な発電を実施し、回収エネルギー量を確保したうえで熱供給により地域に還元する。

タクマを代表企業とする企業グループ(構成員:タクマテクノス、協力会社:西松建設、中央建設協同組合、日本環境クリアー、新井運送ほか)が施設の設計・建設業務と施設引渡し後15年間の運営業務を受託した。設計・建設期間は2020年3月から2027年3月まで。施設の引き渡しは2025年3月。運営期間は翌4月から2040年3月までとなる。

新施設のごみ処理発電施設の処理能力は1日420トン(ストーカ式焼却炉3炉)、発電出力は1万0,640kW。発電した電力は施設内で利用し、余剰分は売電する。また、蒸気・温水は余熱利用施設で利用する予定だ。

マテリアルリサイクル推進施設の能力は、破砕設備1日28トン、選別設備(びん)同14トン、選別設備(缶)同7トン。

タクマは独自開発の先行型燃焼制御や運営支援システム「POCSYS」など、最新の設備・システムを導入し、廃棄物を適正かつ安定的に処理するとしている。

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