米国の風力発電プロジェクトへ出資【伊藤忠商事】ミネソタ州とネブラスカ州の発電所
- 2020/4/14
- 風力
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)04月06日付

伊藤忠商事はさきごろ、同社と全額出資子会社であるティアエナジー(米国カンザス州)が、サウスフォーク発電所(同ミネソタ州)とキムボール発電所(同ネブラスカ州)で構成される総発電容量4万3,000kWの風力発電プロジェクトへ出資することに合意したと発表した。
発電所は再エネ事業開発会社のアスペンノール社(同ミネソタ州)が保有する物件で、同社が風況に恵まれた米国北中西部で開発と建設を進めてきた事業。単機容量2,000kW級のGE製風力タービン18基を導入している。
サウスフォーク発電所は2016年12月、キムボール発電所は2018年6月に商業運転を開始した。米国標準家庭の約1万6,000世帯分の電力を供給している。
伊藤忠商事は、ティアエナジーを通じて全米で発電所15件の権益を所有している。風力発電所は本事業の2カ所を合わせ6カ所目の出資。
ティアエナジー社は発電所の開発、投資、運営・資産管理を担っており、風力発電以外にも太陽光発電案件の新規開発の取組みを進めている。
両社は同プロジェクトを機にアスペンノール社と戦略的な提携関係を深め、引き続き米国における再エネ案件の開発に積極的に取組んでいく方針だ。

