≪特集「太陽光パネルのリユース・リサイクル」≫⑧平林金属:廃ガラスの新たな用途開拓にも取り組む
- 2020/5/27
- 特集
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)05月25日付

平林金属(岡山県岡山市)は、今年で創業64年目を迎える。鉄・非鉄金属リサイクルからスタートし、個別リサイクル法施行に合わせ、家電、自動車、小型家電へと業容を拡大してきた。
[画像・上:ホットナイフ分離法による太陽光パネルリサイクルライン]
太陽光は、FITにより大量導入された廃棄パネル増大に備えるべく、昨年2月、家電リサイクル専門工場のリサイクルファーム御津第二工場(岡山市北区)に設備を導入した。
設備は、ホットナイフ分離法による自動解体ラインを採用している。大量のガラスを排出する太陽光パネル中間処理において、廃ガラスの販路開拓が重要と捉え、割らずに分別できるホットナイフ分離法を選んだ。これにより、トレーサビリティのニーズに対応する。
同社は技術開発部を置き、廃ガラスの新たな用途やリサイクル設備・技術開発に取り組んでいる。また、全国初の有人型資源集積システム「えこ便」を手掛け、一般廃棄物リサイクルのあり方についての啓蒙活動も行う。
同社ソフトボール部は男女ともに「日本リーグ」に加盟している強豪チームだ。

