【特集】V2H充放電器&ソーラーカーポート最前線①三菱電機:専用PCSでEVが「走る蓄電池」に
- 2020/7/8
- 特集
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)07月06日付

三菱電機のEV用パワーコンディショナ「SMART V2H」は、EV・PV・系統の3つの電気を混ぜて、住宅用分電盤経由で家庭内に電気を供給する。PVで発電した電気をEVに貯め、夜間に自家消費するなど、EVを「走る蓄電池」として活用することがコンセプトで、昨今の自然災害による大規模停電を受け、「非常用電源としてのニーズが急増している(同社)」という。
[画像・上:SMART V2H]
リチウムイオンバッテリーを内蔵するため、停電時にEVからの電源引き込みが不要で、自立起動できる。手動で全負荷対応の200ボルト出力に切り替わり、最大6kVAの電力供給が可能。200ボルト出力なのでIH調理器やエアコン、さらにはエコキュートを使用できるのが特長だ。「停電時でも入浴できるので、ユーザーの満足度が非常に高い(同社)」など、万一の時も安心で快適に生活できる高機能を備える。
平時ではライフスタイルや目的に合わせて、売電/充電セレクトの自動運転モードを用意。手動で余剰売電運転、ピークカット運転、買電最小運転などを選択できる。また機種も売電最大モデル、余剰売電モデル、余剰売電モデル(系統連系時PV用パワーコンディショナ2台使用対応)の3つのモデルから選べる。

