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カテゴリー:バイオマス
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廃食油リサイクルのバイオ混合燃料で船舶航行実験成功【浜田化学】化学処理不要でコスト・CO2排出軽減
浜田化学(兵庫県尼崎市)は、廃食油を、燃料である重油に直接混合したバイオ燃料を用いた船舶運航の海上実証実験に成功した。約1カ月の実証実験の間、SVO24%添加の舶用燃料を使用し、燃焼性などに問題がないことが確認された。SVOを利用した舶用バイオ燃料の海上実証試験は国内で初実施・初成功と言われている。 -
ゴミ焼却施設由来のCO2・電力・熱「トリジェネレーション」構想始動【東京都町田市/イオンアグリ創造/タクマ】イチゴ栽培に供給、地域脱炭素への貢献図る
東京都町田市、イオングループの農業法人であるイオンアグリ創造(千葉市美浜区)、プラントエンジニアリング事業などを展開するタクマ(兵庫県尼崎市)の3者は、ゴミ焼却処理施設から排出される燃焼ガス中のCO2の有効利用を目指す技術の実証試験を官民共同で開始した。CO2・電力・熱の「トリジェネレーション」とする構想を持つ。 -
75MW木質バイオマス発電所が徳島市内で運開【レノバほか】燃料積み下ろしする木材工業団地の活性化貢献も視野に
12月、徳島県徳島市内で木質バイオマス発電所「徳島津田バイオマス発電所」が運開した。木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)を燃料として、発電容量は74.8MW。年間の発電量は一般家庭約15万世帯の年間電力消費量に相当する約5億kWhを見込んでいる。FIT制度を活用した売電事業を行う。レノバ、大阪ガスら5社が共同出資した。 -
ソバ殻バイオコークス製造技術を共同開発へ【北海道幌加内町/エア・ウォーターほか】未利用バイオマス資源を有効活用し脱炭素に貢献
バイオマス由来のカーボンニュートラルな燃料の製造開発に向けた新たな官民コンソーシアムが、北海道幌加内町で立ち上がった。コンソーシアムの構成員は幌加内町、エア・ウォーター、電炉メーカーのJFE条鋼、ボイラメーカーの巴商会(東京都港区)の5者。 -
大阪府の下水処理施設の更新事業を受注【タクマ】下水汚泥処理効率化
タクマは、大阪府の下水処理施設運用機関の一つで茨木市・吹田市・高槻市などを所管する北部流域下水道事務所から、「汚泥処理施設包括管理事業」を受注した。 -
栃木県内の産廃処理施設新設工事を担当へ【タクマ】災害時に地域へエネ供給も行う新設備を建設
タクマは、グループ会社である栃木ハイトラスト(栃木県真岡市)から産業廃棄物処理プラントの建設工事を受注した。廃油・廃液・汚泥など様々な種類の廃棄物を処理可能な高効率熱回収設備を設置すると共に、災害発生時にも継続稼働が可能な施設とすることで、廃棄物エネルギーの地域活用と地域のレジリエンス向上に貢献することを目指している。 -
日清医療食品と日揮HDほか、廃食用油の供給・利用で協業 国産SAFのサプライチェーン構築へ
日清医療食品(東京都千代田区)、レボインターナショナル(京都市)、日揮ホールディングス(日揮HD:横浜市)、合同会社サファイア・スカイ・エナジー(同)の4社は11月8日、病院や介護施設の食事提供で使用した廃食用油の継続的な供給と利用についての基本合意書を締結した。 -
75MW木質バイオマス発電所が仙台市で運開【レノバほか】「杜の都バイオマス発電所」
レノバは出資する「杜の都バイオマス発電所」(宮城県仙台市)が、11月18日付で営業運転を開始したと発表した。木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)を燃料とする出力75.0MWのバイオマス発電所で、想定年間送電量は約5億5,330万kWh。一般家庭約17万世帯の年間使用電力量に相当する。売電単価は1kWh当たり24円。 -
もみ殻を原料にバイオ燃料・バイオケミカルを製造【住友商事/ソニーグループ】新潟県胎内市で実証実験を開始
住友商事はさきごろ、ソニーグループ、ソニー知的財産サービスと共同で、もみ殻由来のバイオ燃料とバイオケミカルである「もみ殻シリカ」「もみ殻活性炭」を製造する実証実験を新潟県胎内市で開始すると発表した。 -
全旋回型フォワーダ開発機走行を実演【諸岡】林業・木質バイオマス現場作業の効率化・安全性向上視野に開発中
諸岡(茨城県龍ケ崎市)は、2023森林・林業・環境機械展示実演会(笠松運動公園)に出展し、木材破砕機による破砕実演や、同社初の全旋回型フォワーダをはじめとする新型フォワーダの走行実演などを実施した。ブースはB100(バイオディーゼル100%)燃料を使用する可搬式発電機により、カーボンニュートラルで運営された。 -
「エコプロアワード」農林水産大臣賞を受賞【Jバイオフードリサイクル】食品廃棄物由来バイオガス発電による電気+肥料創出の「ダブルリサイクルループ」で
食品廃棄物処理事業者のJバイオフードリサイクル(神奈川県横浜市)はこのほど、「第6回エコプロアワード(主催:サステナブル経営推進機構)」において農林水産大臣賞を受賞した。食品廃棄物由来のバイオガス発電による電気と肥料を排出事業者に還元する「ダブルリサイクルループ」が評価された。 -
ベトナムでバイオマス高効率混焼実証【イーレックス】NEDO公募事業に採択
新電力大手のイーレックスはこのほど、NEDOが公募した「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業(実証要件適合性等調査)」に、同社提案の「脱炭素を実現するための既設石炭火力発電所へのバイオマス燃料高比率混焼に係る実証研究(ベトナム国クアンナム省)」が採択されたと発表した。 -
バイオマス燃料輸送船「希秀」竣工【イーレックス】豊前バイオマス発電所向け
新電力大手のイーレックスはさきごろ、同社グループが運営する豊前バイオマス発電所(福岡県豊前市)向けの燃料輸送船「希秀」が竣工したと発表した。豊前バイオマス発電所(7万5,000kW)向けバイオマス燃料の国内輸送船「いぶき」のバックアップと燃料輸送が必要となった場合の補完を担う。総トン数748トン、全長約77.8m、幅14.3m、深さ8.25m。 -
複合施設由来食品廃棄物で発電・肥料製造へ【東急不動産/JFEエンジほか】発電電力と肥料使用農作物を施設に供給する「二重のリサイクル」構築へ
東急不動産はこのほど、JFEエンジニアリング(東京都千代田区)、リエネ(同渋谷区)、J&T環境(横浜市)、Jバイオフードリサイクル(同)、アーバンエナジー(同)の5社と連携し、東急不動産の複合施設から回収した食品廃棄物をメタン発酵させて電力と肥料をつくりだす取組みを開始した。 -
インドにおける牛糞尿由来バイオメタンのサプライチェーン構築事業化検討へ【エア・ウォーター】NEDO事業に採択
エア・ウォーターは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2023年度「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業(実証要件適合性等調査)」第2回で採択されたことを発表した。事業を通じて、インドにおいて、バイオメタンを用いた地産地消型カーボンニュートラルエネルギーのサプライチェーンモデル構築を目指す。