「スマートエネルギーWeek2018」ブースピックアップ② 翔栄クリエイト/ニチボウ/トリナ・ソーラー/英弘精機
- 2018/2/21
- 特集
- 新エネルギー新聞2018年(平成30年)02月19日付

「スマートエネルギーWeek2018」出展社から、注目のブースをピックアップする。
[画像・上:昨年の会場から]
翔栄クリエイト
太陽光発電システム施工展 東2ホールE10-1
国際バイオマス発電展 東4ホールE31-8
太陽光発電・バイオマス発電のEPC(設計/調達/建設)とO&M(運用・整備)で定評のある翔栄クリエイトは、「太陽光発電システム施工展」と「国際バイオマス発電展」との両ブースに出展する。
太陽光発電では固定価格買取制度がスタートした当初から、昨今の異常気象に対応する「風速50m以上に耐える架台」、主流になりつつある「分散型パワコン」を業界に先駆けて採用してきた同社。顧客毎に最適な設計と先進技術を提案し、多くのリピーターが存在するのも特長だ。また農業にも参入している同社は、低FIT時代にも採算の取れるソーラーシェアリングを提案する。工場などの自家消費向け大型屋根上設備に関しても展示。補助金の活用もサポートする。
バイオマス発電では、2MW設備で11.99億円、20MW設備で59.9億円と業界随一のコストパフォーマンスを誇り、商業運転開始まで18カ月という短納期のプラントを展開。バイオマスが盛んなタイで古くから実績のあるボイラーを採用、タービンはドイツMAN社製、制御は日本製で構成するという独自の仕様で、低コストだが焼却が難しい籾殻や竹を燃料とすることも可能にした。
またブースでは、太陽光とバイオマスの開発案件を多数紹介する。同社の開発案件は人気が高く、ブースに毎年顔を出す来場者は、これを楽しみにする人も多いという。
ニチボウ
二次電池展 西1ホールW4-74
ニチボウは二次電池及び関連施設に最適な消火装置を出展する。
同社の消火装置は、対象とする防護区画の大きさにより、3製品をラインナップ。二次電池分野はもとより、配電盤や生産設備での採用事例が多い。また、モビリティー分野でも採用が進んでいる。
製品の基本コンセプトは
①火災をすばやく探知し初期消火を行えること。
②電源や電気配線が不要で停電時にも作動すること(イレイスキャビネットを除く)。
③消火剤は電子機器に影響を与えないもの。また、人体や環境にも優しいこと。
④メンテナンスが最小限で済むこと。
の4点。
重要性が指摘されながらも、後回しにされがちな火災対策。ニチボウのブースを訪ね、改めて考えてみてほしい。
≪電源不要の自動消火装置≫~1㎥「イレイスチューブ」配電盤などの電気機器、電池試験装置/~55㎥「ファイアイレイス」再生可能エネルギー関連、生産設備、防爆エリア/53~400㎥「イレイスキャビネット」蓄電池室、通信機器室、データセンター
トリナ・ソーラー
太陽電池展 東5ホールE44-38
トリナ・ソーラーは、スマートエネルギーとエネルギーインターネット分野のリーダーとして、太陽光のトータルソリューションを提供するグローバル企業だ。
トリナ・ソーラー・ジャパンは、新コンセプト「Trina pro(トリナ・プロ)」の第一弾として、水上設置用システムパッケージを紹介する。新コンセプトは、同社が推進する「太陽光電池モジュール+(プラス)」のソリューション提案。用途に応じて、最適なPVモジュールと発電に必要なBOS(周辺機器)とのパッケージ商品だ。
水上設置に最適なPVモジュールが、両面ガラス構造の「DUOMAX」シリーズ。バックシートのかわりにガラスを採用したことで、アルカリ・酸などの化学物質や温度・湿度、機械的摩耗などによる劣化を防ぐ。水上での過酷な環境下で、優れた耐久性を発揮できるのが特徴。
両面ガラス構造なので架台や設置方法がハードルになることがあった。また、水上設置自体、従来の設計・施工方法では難しい。そこでPVモジュールとフローティングソリューションのパッケージ提案の「Trina pro」が誕生した。
両面発電タイプの「DUOMAX Twin」は、独自のフローティング架台を使用すれば、水面の反射光を発電に利用できるので、高い発電効率を実現する。「DUOMAX」シリーズには、30年間のリニア出力保証が付く。ブースでは、岡山県にあるため池設置での事例とともに「Trina pro」を紹介する。
また、展示会初日には新製品「SPLITMAX」のお披露目も予定しており、見逃せない内容となっている。
英弘精機
太陽光発電システム施工展 東3ホールE24-29
国際風力発電展 東5ホールE35-4
太陽光発電では日射計でおなじみの英弘精機。同社は風力発電向けの計測技術も有している。風況観測用ドップラーライダー「ウインドキューブ」がそれだ。1.54マイクロメートルのレーザーを射出し、大気の塵などの微小なエアロゾル粒子からの後方散乱によるドップラーシフト(ドップラー効果)信号から風速を観測する。ウインドキューブは仏レオスフェア社製。全世界で1,000台以上の導入実績を誇る。
近年は風車の大型化が進み、より上空の風況を測る必要がある。ウインドキューブは200メートル上空の風況を計測可能。また風況観測タワーと比べ、現地に機器を持ち込むだけで測定が開始でき、コンパクトなサイズのため持ち運んで別の地点の観測に用いることもできるなど、大きなコストメリットがある。ネット経由でデータを回収することもできる。
洋上風力ではドップラーライダーのメリットはさらに際立つ。3Dスキャニングドップラーライダー「ウインドキューブ3D」は、装置上部のスキャンヘッドが方位角360度、仰角190度で走査することで、3次元の半球状に風況を観測できる。観測距離は機種にもよるが最大14kmのため、陸上から洋上の風況を知ることができる。海底の岩盤上に基礎部分を設置して観測する風況観測タワー方式と比較して、僅か2%という劇的なコストダウンに成功した事例もある。
ほかにドップラーライダーは、ブレードの影響を受ける前の風を観測できるナセル搭載型もラインアップ。風力発電所の建設前には、まず英弘精機のブースを訪れてほしい。








