「スマートエネルギーWeek2018」ブースピックアップ③ Wave Energy/日本ワイドミュラー/ネクストエナジー・アンド・リソース/Abalance
- 2018/2/22
- 特集
- 新エネルギー新聞2018年(平成30年)02月19日付

「スマートエネルギーWeek2018」出展社から、注目のブースをピックアップする。
[画像・上:昨年の会場から]
Wave Energy
太陽光発電システム施工展 東3ホールE23-8
メガソーラー建設でコスト差がつく意外なものに、大規模化による機器の設置スペース確保や、施工時の搬入路確保のための造成工事、重量物を設置するための基礎工事などがある。Wave Energyの新製品「SOLAR SPEC MINI」は、2トン車で運べるモジュール下高圧一体型太陽光発電システム。DC1,500V接続箱機能、パワーコンディショナ、高圧盤、変圧器が全て一体となった高圧330kW太陽光発電システムで、集中方式と分散方式の両方の利点を生かした配置が可能だ。調達・施工コストを圧縮しつつ最適な配置により、高効率発電が実現できる。
外形寸法は幅2,822×高さ1,200×奥行1,230mmとコンパクトでモジュール下にも取り付けでき、設置スペースは不要。無駄なく機器を配置でき、ケーブル量も減り工事の簡略化に繋がる。影も作らないので発電量増加も見込める。また一体型システムなので設置してモジュールと高圧ケーブルで接続するだけで済み、工期の短縮と作業工数・設置コストが削減できる。重量も約1,900kgと、2トントラックを利用し複雑な地形や狭い搬入路に対応して搬入でき、施工費も抑えられる。
ブースでは、SOLAR SPEC MINIに加え、世界初の高圧電気の通電標示器「ENERGY CHECKER」、国内初DC1,500V日本製接続箱、小型化した2,000kW22kV一体型太陽光発電システムを実機展示。また、関連会社であるウェーブシステムのO&M商品も提案する。
日本ワイドミュラー
太陽光発電システム施工展 東3ホールE20-1
産業用の電力、信号、データの接続・伝送にかかわる機器とソリューションを手掛ける日本ワイドミュラーは、再エネ先進国ドイツに本社を置くグローバル企業だ。接続箱では、2月に日本市場で2.7GW、全世界で10GW以上の導入実績がある。
ブースでは、DC1,500V対応の接続箱と無線通信ユニットの新製品をメインに紹介する。DC1,500V対応接続箱は、非導電材料のGFRP製ボックスを採用し、塩害に強く、金属ボックス並みの高い耐火性能を持つ。また、ヒューズ式過電流遮断機能採用で二重絶縁を実現。IEC規格に準拠した設計で、高効率な1,500Vシステムを安全・安心に構築できる。
新製品「Transclinic RF」は、MESH通信採用の2.4GHz無線通信ユニット。接続箱内のストリング監視ユニットと接続して無線通信ストリング監視システムを実現する。データ通信ラインの布設が不要となるので、工数、費用が削減できる。ブースでは、同社接続箱とセットで、無線通信ソリューションを紹介する。
今回はさらに監視通信用ネットワーク機器ラインアップや参考出品として、ネジ締め不要のメンテナンスフリー接続箱「PV SMART」、ストリングインバーターを一つにまとめるAC集電箱など、国内未発売の製品も展示、紹介する。ブースでは販売パートナーのFAプロダクツの担当者も来場者に対応する。
ネクストエナジー・アンド・リソース
太陽電池展 東5ホールE40-52
ネクストエナジー・アンド・リソースは今年を「第2創業期」と捉え、再生可能エネルギーを基幹エネルギーに進化させる施策を、さらに追求する。ブースコンセプトは、「次のネクストエナジーの姿を見せる」だ。太陽光発電の自家消費による電力コストの低減、本格的な普及期に入る蓄電池、CO2フリーな電力小売サービス、IoTプラットフォームをそれぞれ展示する。
パリ協定をはじめ地球温暖化対策に向けた具体的な取り組みが世界中で加速している中、国内企業においてもESG対策を課題とする企業が顕在化してきた。自家消費の為に屋根上太陽光発電を実施するメリットを、FIT後を見据えて具体的に訴求する。同社の太陽電池モジュール「PERCセル(300W)」を導入した滋賀県にある上場企業の工場での事例を紹介し、企業での自家消費の提案を行う。
PV蓄電池は、住宅用・産業用の製品ラインナップを紹介。ブース内ステージで会期中毎日行われる創業者の伊藤敦社長によるネクストエナジーの今後の事業展開に関するプレゼンテーションは、見逃せない。また、蓄電池と絡めてIoTプラットフォームは、次世代サービスの中核と位置付けられる。発電所の稼働データによるトレンドを解析し、機器異常を知らせるアラームの頻発による「駆けつけの空振り」を防ぐなど、メンテナンスの最適化を実現するサービスを紹介する。発電所を運用するアセットマネージャーやO&M事業者にとって、必見の価値ある提案が目白押しだ。
Abalance
太陽光発電システム施工展 東2ホールE9-51
IT事業・太陽光発電・建設機械販売を手掛けるAbalanceグループ(東京都品川区)は、子会社WWBと共同出展する。今回、新たにAIを駆使した自然エネルギー遠隔監視・管理システム「Eco Smart View + PLUS」を披露する。低圧から特別高圧まで対応の太陽光発電所用を第一弾に、風力・地熱・バイオマス等の自然エネルギー発電所も順次バージョンアップを予定しており、「世界最強・最安」をコンセプトとした新製品である。
監視装置本体(データロガー)は、1GHz高速CPU搭載で8GBメモリに20年分の発電データを保存できる。通信は3G/LTEおよび有線LANに対応。グローバルでの使用を想定し、100~240V電源アダプタ、使用言語は日本語、中国語、英語の3タイプを揃えた。
出力抑制管理、ストリング監視といった基本機能に加え、販売代理店向けに「仕入、在庫、販売管理」や保守メンテの下請事業者管理用の「O&M管理」機能も標準装備。さらにリアルタイムで売電状況、借入返済状況や投資収益状況を表示する「投資収益率管理」機能も付く。
ブースでは、同社が保守・管理を行う発電所でのリアルタイム遠隔監視を実演するので、ぜひ足を運びたい。
WWBは、住宅用からメガソーラーまで高効率・低コストで定評のある「Maxar」シリーズに、ビニールハウスに設置できる超軽量モジュール「Maxar LIGHT-V」を追加しブースで発表する。強化ガラスを使用せずに軽量化と湾曲性を持たせた。ソーラーシェアリング向けにプランD(幅369mm、重さ3.3kg、24セル)とプランE(幅689mm、重さ4.8kg、48セル)を用意。ブースでは実物のビニールハウスに設置して展示する。





