「スマートエネルギーWeek2018」今年も東京ビッグサイトで開幕

リード エグジビション ジャパンが主催する新エネルギー業界の国際商談展「スマートエネルギーWeek2018」が、2月28日(水)から3月2日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで開催される。構成展示会は「第14回[国際]水素・燃料電池展~FC EXPO2018~」、「第11回[国際]太陽電池展~PV EXPO2018~」、「第9回太陽光発電システム施工展」、「第9回[国際]二次電池展~バッテリージャパン~」、「第8回[国際]スマートグリッドEXPO」、「第6回[国際]風力発電展~WIND EXPO2018~」、「第3回[国際]バイオマス発電展」、「第2回[次世代]火力発電EXPO」の8展示会。合計で1,580社が出展し、エネルギーの専門家・技術者7万名が来場予定となっている。省・創・蓄エネに加えスマートシティに関する技術、製品、サービスが出展されるエネルギー分野では世界最大級の総合展示会であり、商談、ビジネス拡大の絶好の場だ。

[画像・上:昨年の会場より]

∇世界最大級のエネルギー専門展示会

国内の再生可能エネルギー市場でいえば、目の前の2019年問題への対応が大きな課題となっている。住宅用PVのFIT買取期間終了後の売電便益としては、2016年1月に経産省より調達価格等算定委員会資料によって11円/kWhが示されており、そのため太陽光発電市場でユーザーと電力系統の双方にメリットのある電力の使い方として、「自家消費」の気運が高まっている。自家消費には、PVシステムの設置に合わせて蓄電池の導入や、EVとの連携、EMSによる電力の一元管理化など、様々なテクノロジーが必要とされ、新たなビジネスチャンスが到来したといえる。ポストFITが現実に迫り、会場ではどんなアイデアが提示されるのか期待が高まる。

前回の展示会の模様

前回の展示会の模様

また自家消費拡大の鍵を握る、蓄電池とEVに関連する技術にも注目だ。蓄電池の普及には低廉な商品が求められる。各社のコストダウン実現への提案は気になるところだ。蓄電池普及の先には、VPPといった次のステージも見えてくる。一方EV用バッテリーは、性能向上や次世代の電池として注目される「全固体リチウムイオン二次電池」の研究開発に焦点が当てられる。会場では最先端の二次電池製造について、部品、材料、装置といった様々なソリューションを押さえておきたい。

さらには2020年の東京オリンピックへ向け、水素・燃料電池システムも目が離せない存在だ。水素は再生可能エネルギーの調整力として期待されるとともに、全てのエネルギーの中核となるポテンシャルを秘めている。加えて近年認定件数に急激な伸びが見られる風力発電、大型プラントの建設が相次ぐバイオマス発電についても、最新の動向を知っておくべきだろう。

昨年4月の改正FIT法施行、また太陽光発電を対象とした入札の実施や、小形風力発電の調達価格が他の陸上風力発電へ統合されるなど、新しい分野であるがゆえに、再エネ分野の環境変化は目まぐるしい。しかし、その変化をチャンスととらえ、新たな製品、サービスなどが次々と発表、発売されるといった活動性の高さもまた、再エネ関連産業の特長だ。次はどんなビジネスが飛び出すのか。大きな関心を持って臨みたい。

多くの聴衆が詰めかけた基調講演

多くの聴衆が詰めかけた基調講演

∇充実の専門セミナー

会場では専門技術セミナーも同時開催される。今年の特別基調講演は「日米のスマートエネルギー戦略と今後の展望」をテーマに、経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長の髙科淳氏とEERE(米エネルギー効率・再生可能エネルギー局)筆頭副次官補であるダニエル・サイモン氏が登壇。髙科氏は今後の省エネルギー・再生可能エネルギー政策について、またサイモン氏はエネルギー効率と再生可能エネルギーの展望について講演する。

各専門展示会の基調講演も「水素社会実現に向けた各国の取組み」(水素・燃料電池展)、「基幹エネルギー源としての太陽光発電~我が国の政策と今後の展望~」(太陽電池展)、「開発が加速する次世代電池の最新事例」(二次電池展)、「IoTで進化する最新スマートグリッド技術」(スマートグリッドEXPO)、「トップが語る風力発電事業の将来展望」(風力発電展)、「普及期に入ったバイオマス発電の現状と展望」(バイオマス発電展)など興味深いテーマが多く、登壇者には各界のキーパーソンを中心に国際色豊かな顔ぶれが並ぶ。

◆スマートエネルギーWeek構成展概要
○第14回[国際]水素・燃料電池展~FC EXPO2018~
水素・燃料電池の研究開発、製造に必要な技術、部品・材料、装置、および燃料電池システムが出展する国際商談展
○第11回[国際]太陽電池展~PV EXPO2018~
太陽電池の研究開発・製造に必要な技術、部品・材料、装置、および太陽光発電システムが出展する国際商談展
○第9回太陽光発電システム施工展
太陽光発電システムを構成するシステム機器をはじめ、設計、施工、取付け、監視、メンテナンスに関する製品・技術が出展する商談展
○第9回[国際]二次電池展~バッテリージャパン~
二次電池・キャパシタの研究開発・製造に必要な部品・材料、装置、および最先端の二次電池が出展する国際商談展
○第8回[国際]スマートグリッドEXPO
スマートグリッド(電力向けITソリューション)の構築に必要な、あらゆる製品・技術が出展する国際商談展
○第6回[国際]風力発電展~WIND EXPO2018~
部材、装置、関連サービスから風車まで、風力発電システムに関するあらゆる製品・技術が出展する国際商談展
○第3回[国際]バイオマス発電展
近年ますます注目が集まるバイオマス発電技術に特化した専門展。発電システム、製造技術・関連サービスなど、あらゆる技術が出展
○第2回[次世代]火力発電EXPO
近年注目の高効率・環境負荷の少ない次世代火力発電システム。火力発電の建設・保守運用に関連するプラント部品、エンジニアリング技術が出展

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