≪アンプトジャパン「Amptオプティマイザ」≫ミスマッチ損失削減・発電量モニタリングの国内導入加速へ

ストリングデータ活用でO&M能力も強化

太陽光発電所で必ず起こるミスマッチによる発電ロス。その発電ロスを削減するのが、「Amptストリングオプティマイザ」だ。導入で発電所の価値が向上し、特にリパワリングやセカンダリー市場において注目を集めている。アンプトジャパン(横浜市港北区)は、米国Ampt社の日本支社として昨年7月から事業を開始。現在、国内において20MW、太陽光発電所15カ所での導入実績がある。来年度中には、導入実績200MW達成に向け、事業を加速させている。

[画像・上:「Amptオプティマイザ」のシステム構成イメージ]

ミスマッチによる発電ロスを削減

ミスマッチとは、ストリング間の最大出力点のズレのこと。その原因は、大きく三つある。一つは、太陽電池モジュール自体の出力のバラつき。公称最大出力の数値に対して、モジュールごとに数㍗前後の出力差がある。次に設置条件によるバラつき。アレイ設置角度の微妙な違いや雑草による影などが原因で、モジュールごとの発電量に違いが生じる。そして三つ目は、経年劣化によるバラつきの拡大だ。同じ時期に設置された太陽電池モジュールでも、劣化はバラバラに起こる。同じように劣化しないので、20年間の間には深刻なミスマッチを招くことになる。

FIT先進国の欧州では5年、10年と経過するに従い、「初年度に比べパフォーマンスが落ちた」と感じている発電事業者は多い。日射量に対する発電量であるパフォーマンス低下の要因の約半分は、このミスマッチによる発電ロスと考えられる。「Amptストリングオプティマイザ」の導入により、例えば5%のパフォーマンス低下に対して、約2~3%まで損失を削減することができる。FIT導入から6年が経過し、これからの長期運用期間を通してストリング間のミスマッチ損失を低減させることは、投資利益率の最大化に繋がると言えよう。

発電量モニタリングでO&Mを強化

「Amptストリングオプティマイザ」は、損失削減と同時に、ストリングごとの出力電流や日々の出力電力データを無線通信(オプション)経由で通信ユニットに送ることができるのも特長だ。「Amptストリングビュー」は、各ストリングからのデータを活用し、発電量の確認とO&Mの能力を強化する。

ストリングオプティマイザから双方向ワイヤレス通信で、「Amptコミュニケーションユニット(CU)」にデータを送信。半径約50mをカバーできるので、1~2MW程度の発電システムの面積に対応する。CUはModbus/TCPを経由して、利用者のSCADAまたはデータモニタリングシステムにデータを送ることが可能。現地や遠隔操作センター、第三者によるモニタリングサービスなどでデータ監視が可能となる。クラウド経由ではないので、通信費以外は不要。

FIT法改正による長期運用のための保守メンテナンスに欠かせない機能だ。発電所の価値向上に繋がり、発電所売買をする際に大きなポイントとして注目されている。

国内200MW導入を目指す

国内では、600ボルトから1,500ボルトまで5シリーズをラインアップ。主力は「V1000JP」シリーズと「V600JP」シリーズ。「新設市場、既設リパワリング市場を合わせて、来年度中に国内200MWの導入を目指す」と、近藤茂樹日本支社長は自信を見せていた。

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