≪インタビューシリーズ:脱炭素経営に歩み出した日本企業「エンビプロ・ホールディングス」≫持続可能な社会構築の柱としての再エネ導入と資源リサイクル
- 2019/3/25
- 総合
- 新エネルギー新聞2019年(平成31年)03月25日付
―グループのRE100はどのように進めるのでしょうか
当社グループのCO2排出量は年間約2万トンで、半分は工場の電気、半分が車両やフォークリフトの燃料です。ブライトイノベーションがRE100化の計画を立てて事務局を担当しています。ブライトイノベーションはCO2削減のコンサルとソリューションを提供していますので、コンサルのノウハウ蓄積になり、グループ内での実務経験を基にソリューションとして他社に展開できる相乗効果もあります。
グループ会社の再エネ化のために電力切り替えを支援し、自家消費用に屋根上へ太陽光パネルを置くのですが、リユースパネルをブライトイノベーションが所有するPPAで設置する計画です。屋根上は土木工事費が発生しないため、設備投資コストのパネルの比率が高い。パネルは価格の安い中古のほうがいいわけです。投資回収期間が短くなります。中古は保証がつきませんが、第三者所有モデルなら何かあればブライトイノベーションの責任で取り換えればいい。実務をやっていると気づくことです。「しんえこプラザあずみ野」に設置するのもリユースパネルです。今後は外部の顧客にも同様のモデルを提案する計画です。
―本業としての取組になっていますね
二次電池のマーケットは500倍になると予想されていますが、実際にはコバルトとリチウムが不足し持続可能性が維持できなくなります。そこで二次電池のリサイクル会社も設立しました。現状では研究開発を主とする先行投資です。もともと資源循環を事業にしているので、世の中に大量に流通するものはリサイクルする必要があるという発想が出てきます。持続可能な社会実現のために、未来の予測からバックキャスティングで事業戦略を考えています。
また太陽光パネルも今後は大量廃棄が始まります。中古パネルが市場に出回りつつあり、これは先ほども申し上げたように、自家消費用のリユースパネル事業で活用していく計画です。
再エネの普及促進にはパネルや蓄電池の導入拡大だけではなく、それら資源を循環させるという循環インフラを支えることでも貢献できます。本業の一環として再エネに取り組むことが、当社のミッションである持続可能社会実現の一翼を担うことに繋がると考えています。

