「ESSJ2019」ゲストスピーカー決定 世界各国を代表する蓄エネスペシャリストが集結
- 2019/4/8
- 蓄エネ
- 新エネルギー新聞2019年(平成31年)04月08日付

「エナジー・ストレージ・サミット・ジャパン(ESSJ)2019」公開セミナー
6月5日(水) 東京国際フォーラム
6月に東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3丁目5-1)で開催されるエネルギー貯蔵の国際会議「エナジー・ストレージ・サミット・ジャパン(ESSJ)2019」。5日(水)の公開セミナー登壇者が発表された。ESSJでは世界各国からエネルギー貯蔵分野のリーダーや政府高官、関連企業のトップ、学識経験者などが講演とパネルディスカッションに登壇する。今回来日するゲストスピーカーの中から、特に注目すべきスピーカーを紹介する。
グレン・ドローバー 氏
オーストラリア・エネルギー研究所エネルギーセクター・アドバイザー
[写真・上:ドローバー氏近影]
オーストラリアにおけるエネルギーセクターのアドバイザーとして豪州エネルギー市場とビジネス開発における豊富な経験と知識を持つ第一人者。2017年ビクトリア州政府新エネルギー技術セクター戦略部門のマネージャーを退官後、企業に対するコンサルティングを開始。コンサルティング分野は風力発電(洋上、内陸共に)、太陽光発電、廃エネルギー、水素、エネルギー貯蔵からコミュニティの気候変動への対応まで多岐にわたる。ビクトリア州政府エネルギーセクターでの経験は40年にわたり、うち20年は発電所の設計・プロジェクトマネジメントと建設を担当。健康・安全・リスクマネジメントのコンサルティングのほか、主としてエネルギーセクターの経済開発円滑化を15年にわたりビクトリア州政府と共に担当。
豪州は再エネの大きなポテンシャルを有する一方、安い国内炭による石炭火力からの移行や、国土が広大なため再エネ導入に必要な送電網など電力システムの整備にコストと時間がかかるなどして、電力価格の高騰を招いていた。また供給の不安定さも大きな問題となっているが、大規模蓄電池の設置などによって解消を図ろうとしている。2018年の豪州における再エネ設備の一人当たり導入容量は、欧米や日本などと比較して4~5倍となっており、再エネ電力の価格も着実に下落しつつある。再エネ開発に対する日本企業の投資も増加の傾向にある。
【プレゼンテーション概要】豪州は1950年代に策定・施行された巨大なスノーウィ山脈水力発電所の建設を皮切りに、過去最大規模のエネルギー転換に着手した。今後20年間で約2,000億米ドル(約22兆円)を投資、4万MWの風力・太陽光発電により2万MW以上のエネルギーを貯蔵と新電力系統インフラに振り当てる計画だ。
エネルギー転換問題はオーストラリアでは議論を呼んでおり、豪州を政治的に二分している。しかしながら、これは日本企業にとっては取引・投資の上で大きなビジネスチャンスにもなり得る。
C・ライト 氏
モイクサCTO

ライト氏は2006年、S・ダニエル氏と共にモイクサを共同創業。以来CTOとして技術開発部門を率いる。
モイクサはスマート・バッテリーを組み込んだエネルギーマネジメントシステムを開発。英国を中心に1,000台超の家庭用蓄電池の販売実績がある。AI技術によって複数の蓄電池を群制御し、余剰電力を電力事業者に販売するなど、分散型エネルギー資源の最適制御オペレーションを実現している。
現在はこのスマート・バッテリーに搭載されているプラットフォーム技術ソフトウェア「グリッドシェア(Gridshare)」を伊藤忠商事や本田技研工業など複数の企業に提供しており、日本での提携企業は拡大しつつある。グリッドシェアは家電、電気自動車(EV)など、あらゆる機器との接続・連携が可能という。
M・レズリー 氏
Fluence社
アジア・パシフィック地域担当常務

Fluence社は独Siemens社と米AES社が2017年に共同で設立した大規模蓄電池專門の合弁会社。800MW以上のプロジェクトを17カ国で手掛けている。
アジア・パシフィック地域ではインド、オーストラリアで大規模畜エネシステムのプロジェクトを展開。フィリピンでも大規模蓄電池導入の実績がある。
またFluence社は東京電力フュエル&パワーと中部電力の折半出資会社であるJERAと、日本を含むアジア太平洋地域における蓄電池ビジネスの共同検討に関する基本合意書を2018年に締結している。
レズリー氏は15年以上にわたりエネルギー市場関連の様々な業務を担当。アジア、ヨーロッパ中東アフリカ、北米のオフィスで安全管理、サプライチェーン・燃料管理、新規事業開発、M&A、資産運用部門などを担当した。
【ESSJ2019概要】
ESSJのセッション参加者は、世界各国の蓄エネの専門家たちだ。欧州、北米、アジア、オセアニアから、有識者、起業家、大企業のエグゼクティブ、政府高官などが登壇する。紹介する3氏のほかにも、インドネシア政府エネルギー・鉱物資源省新エネルギー・再生可能エネルギー・省エネルギー総局長スティジャストト氏など、この国際会議でしか会えない特別なゲストばかりだ。日英同時通訳で、貴重な情報を共有できる。
調整中のため、まだ発表されていないスピーカーも複数存在する。ESSJウェブサイト(https://essj.messe-dus.co.jp)で最新情報をチェックしてほしい。
【ESSJ2019登壇者】
ドイツ・エネルギー貯蔵協会専務理事U・ウィンデレン氏/フラウンホーファー研究所P・フィッシャー博士/オーストラリア・エネルギー研究所メルボルン州担当事務局長G・ドローバー氏/インドネシア政府エネルギー・鉱物資源省新エネルギー・エネルギー効率利用担当長官FX・スティジャストト氏/パデュー大学教授・東京大学客員教授M・ティルトン博士/Fluence社アジア・パシフィック地域担当常務M・レズリー氏/モイクサ最高技術責任者C・ライト氏/Gustav Klein社取締役B・リル氏/CHAdeMO協議会事務局長吉田誠氏/ビーワイディジャパン副社長花田晋作氏(順不同・調整中含む)
ESSJ2019
会場:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3丁目5-1)※日英同時通訳付き
日程:2019年6月4日(火)~6日(木)
4日:エグゼクティブ・デイ(招待者のみ)
5日:公開セミナー(有料)
6日:蓄エネ施設見学ツアー(有料・人数制限あり、チャーターバスで移動)
・早稲田大学スマート社会技術融合機構(ACROSS)EMS新宿実証センター
・虎ノ門ヒルズビジネスタワー
・セブンイレブン相模原橋本台1丁目店

