≪特集「太陽光発電の≪新たな適地≫としての「ソーラーカーポート」≫ソリューション①ニプロン
- 2021/10/11
- 特集
- 新エネルギー新聞2021年(令和3年)10月11日付

2050年カーボンニュートラルを目指す中で、太陽光発電は更なる導入が期待される。しかし未開発適地が減少しているため、駐車場の上部空間のみを利用して発電できるソーラーカーポートが注目を浴びている。建物屋根上への自家消費型太陽光の設置も進むが、屋根上だけでは十分な再エネ電力が得られない場合もある。駐車場は電力需要施設と隣接しているため自家消費が容易であり、屋根上と合わせ敷地内全体でのZEH/ZEB化なども可能だ。なおソーラーカーポートは建築基準法の対象となるため、同法に則った設計・施工・監理が必要となる。
太陽光100%で充電可能な「ソーラーカーポートEV充電ステーション」
ニプロン(兵庫県尼崎市)の「ソーラーカーポートEV充電ステーション」は、太陽光発電100%で電気自動車を走らせる自家消費型ソーラーカーポート。非連系太陽光発電自家消費システム「PV Oasis」に、ソーラーカーポートとEV充電器を組み合せ、再エネ導入で脱炭素化を目指す自治体や企業向けへの提案に力を入れている。
[画像・上:太陽光発電100%で電気自動車を走らせる自家消費型ソーラーカーポートの実証システム]
屋上スペースや空き地が無くても、駐車場を活用して太陽光発電でき、太陽光で発電した電力を蓄電池に貯めて、再エネ100%でEV充電を行えるのが特長。さらに、商用系統に依存しないので、災害時(停電時)には防災拠点として、非常用電源を供給できる。
同社は、昨年11月より本社・阪神夢工場(兵庫県尼崎市)で技術実証を行っている。普通自動車14台駐車でき、太陽光発電容量32.5kW、蓄電容量126kWhの蓄電池が20ftコンテナに納められている。脱炭素の流れを受け、見学に訪れる自治体や企業が増えていると言う。
新たに、DC入力で最大出力電力20kWの壁掛け可能なEV充電器を自社開発中で、年内には同実証設備に6台を設置する予定だ。システムとして、駐車スペース5台前後/10~15台/15台以上のラインアップを計画。来年夏ごろの納入となる見込み。

