≪特集≫令和5年度「新エネ大賞」受賞者ピックアップ:〚経済産業大臣賞〛パナソニックほか〝特高受電工場への太陽光導入工事コスト大幅削減可能なデジタルソリューション〟
- 2024/2/5
- 特集
- 新エネルギー新聞2024年(令和6年)02月05日付

令和5年度 新エネ大賞〚経済産業大臣賞〛<導入活動部門>
パナソニック ホールディングス/パナソニック エナジー/FD
新たな手法で工事費を大幅に抑制し、特高受電工場へ太陽光を導入
[画像・上:開発された特高受電設備への太陽光発電導入合理化手法]
太陽光発電を高圧以上の配電線に連系する場合、系統の地絡事故が発生したときに逆潮流が起きないよう、瞬時に検知し太陽光発電からの出力を停止するための地絡過電圧継電器(OVGR)の設置が義務付けられている。
大規模工場などでは系統電力の特別高圧受電用の変電所(特高受電設備)が施設内に設けられていることがある。近年、カーボンニュートラル実現のため、工場に自家消費太陽光を導入する事例が増えているが、特高受電工場に太陽光発電を設置する際、OVGRが特高受電設備の特高部にないと、大がかりな改造工事が必要となる。
今般パナソニックホールディングス、パナソニックエナジー、FDは、パナソニックエナジー二色浜工場への太陽光発電導入に当たって、特高変電所でトランス直下にある高圧部に、高速作動するデジタル継電器を設置し、通信線を通じてパワーコンディショナーに遮断指令を送ることで、確実に送配電事業者の技術ガイドラインで求められる系統事故発時の3.0秒以内の解列ができることを実証。発電稼働を実現した。
この手法により2MWクラスの太陽光発電の導入に際して工事費約2億円削減、工期約1年短縮という成果を生み出した。

