「第2回住宅・都市イノベーション総合展」開幕③ブースピックアップ「サンエー/C.H.Cシステム/田淵電機/DMEGCジャパン」

②より続く

[画像・上:昨年の会場より]

サンエー

小間番号:10-16(住宅設備EXPO)

S-REMOS展開イメージ

再エネや次世代向け新築住宅事業を手掛けるサンエーは、エアコンや照明、玄関ドアなどさまざまな家電や住宅設備をスマホでリモートコントロールする機能を備えた住宅向け新システム「S-REMOS(エス・リモス)」を紹介する。アレクソン(大阪府大阪市)、明京電機(東京都北区)との3社の共同開発。

システム構成は、制御基盤セット、有線ルーター、屋外用カメラ、温度センサー、光回線など。照明、エアコンなどと制御基盤を配線工事でつなぎ、ルーターを介してスマホから操作可能。玄関ドアの施錠・解錠、ドアの動きや人感センサーで侵入者を検知し、緊急事態を知らせるセーフティー機能付き。新築の標準装備として、IoT機能・省エネ対策を実現する。

建築業者にとって、新築工事の際に住宅設備として新システムを据え付けるだけで、IoT住宅が実現でき、競合他社と差別化を図れる。さらに住宅引渡し後もスマホを通じて購入者に情報発信できるため、メンテナンスやリフォームの案内、顧客紹介など営業の効率化が期待できる。

同社は、戸建て住宅のほか、ファミリー向けの分譲マンションに売り込む。スマホのほか、AIスピーカーによる音声制御にも対応させていく計画で、初年度1万戸の新築住宅への導入を目指す。

 

C.H.C.システム

小間番号:5-15(スマートビルディングEXPO)

CO2コントローラー「NMAシリーズ」(左)と「SMAシリーズ」(右)

住宅向け総合設備と機器開発を手掛けるC.H.C.システム(東京都町田市)は、CO2濃度に応じて空調機器を自動制御するCO2コントローラー「NMAシリーズ」をメーンに紹介する。空気環境を「見える化」して、CO2濃度による健康被害の防止と、自動制御による適正運転でエネルギー消費の削減を両立する。

国内ではビル衛生管理法(病院その他施設を含む)や学校環境衛生基準などの法令により室内CO2濃度が1,000ppmを超えないように調整する必要がある。一方、過度に濃度を低下させることは、空調機器の電気の無駄につながってしまう。省エネで快適な室内空間の制御が求められる。

同シリーズは、高精度NDIR(非分散型赤外線吸収方式)で高い測定精度を実現。リレー出力やRS-232CまたはModBusやBluetoothによる接続が可能。データロガー内蔵モデルもあり、様々な用途に対応する。スリムタイプの「SMAシリーズ」や、施設園芸用「SA-Kシリーズ」もラインアップする。

同シリーズはさきごろ、仙台市の高齢者向け住宅に納入された。全居室と共用部分に54台が設置されており、換気扇と連動して室内の空気環境を最適化する。ブースでは、設計事務所やデベロッパー、ゼネコンは訴求したい考え。

 

田淵電機

小間番号:12-31(住宅設備EXPO)

蓄電池「EIBS16HJ」

田淵電機は、再生可能エネルギーの普及拡大に向け、太陽光発電の電気を有効活用するハイブリッド蓄電システムを中心に展示する。新たに、蓄電容量4kWhのリン酸鉄系リチウムイオン蓄電池ユニットを加えた蓄電ハイブリッドシステム「EIBS(アイビス)」をお披露目する。

リン酸鉄系リチウムイオン電池は、結晶構造が崩壊しにくいので、電池内部で発熱があっても発火しにくく安全性が高い。また、充放電サイクル1万2,000回と、コバルト系に比べ長期での使用が可能といったメリットがある。同社は、この特徴を活かし、スマートハウス向けに「安全・安心」をコンセプトにして訴求する。

蓄電ハイブリッドシステム「EIBS」には、3つの運転モードがある。「ノーマルモード」は、深夜電力を蓄電池ユニットに貯めて、昼間の割高な電気代の無駄を省く。「節エネモード」は、太陽光発電の電力を優先的に使用し、「グリッドパリティ」時代を見据えた自家消費型の設定。「蓄電モード」は、万一の災害や停電時に備え、蓄電池を満充電に保つ。また、モードを問わず停電を検出すると自動的に自立運転を開始する。

ブース正面に新製品を展示し、壁には蓄電池やZEHに関する質問を表示。ブース奥で、設置例を紹介しながら、来場者の質問にも答える。

 

DMEGCジャパン

小間番号:12-57(住宅設備EXPO)

太陽光モジュールの展示レイアウト

DMEGCジャパンは、横店集団ホールディングス(中国浙江省)の傘下であるDMEGCグループの日本支社。ブースでは、同社ソーラーエネルギー事業の、住宅・屋根上用の太陽光パネル新製品を紹介する。

同グループのソーラーエネルギー事業は2009年、磁性材料生産の延長として、垂直統合型での生産をスタートさせた。現在、セルベースで年間1.7GWを生産。磁性材料その他において、自動車、半導体、通信分野の大手企業向け生産を長年手掛けてきたことから、品質に対する絶大な自信を持つ。

ブースでは、住宅・屋根上用に軽量、ブラック、高出力3タイプの単結晶太陽光パネルの5バスバー電極タイプの新製品を展示。また、ソーラーシェアリング用に1,580mm×420mmタイプと1,195mm×541mmタイプを紹介する。垂直統合型生産方式で、原材料仕入れからモジュール生産を一括で行うことで、高品質でコストパフォーマンスが高いことが最大の特徴である。太陽光発電モジュールの出力について、25年間の長期保証を実施している。

総合メーカーとしての強みを活かし、今後は自動車・航空機など他産業との融合も視野に入れる。積極的に名刺交換し、同社の将来の可能性についても情報発信する構えだ。

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