≪新エネルギー・テクニカルレビュー≫アイテスのストリングチェッカー「ソラメンテ-Z(SZ-1000)」
- 2018/12/25
- 太陽光
- 新エネルギー新聞2018年(平成30年)12月24日付

直流電圧1,500Vでも安全・高精度の測定実現
アイテス(滋賀県野洲市)はこのほど、ソーラーパネル点検装置「ソラメンテ」シリーズに、直流電圧1,500V対応のストリングチェッカー「ソラメンテ-Z(SZ-1000)」を新たに追加し、1月15日より販売開始すると発表した。FIT価格低下による発電および建設コスト低減のニーズを背景に、1,500V対応の太陽光発電システムの関心が高まりを見せている。同社は、大手発電事業者やEPC、O&M関連企業に対して、初年度100台の販売を計画している。
同シリーズは、ストリングチェッカーとソーラーパネルチェッカーを組み合わせて使用する。故障ストリングを検出し、故障パネルを特定する2つのステップで、結晶系ソーラーパネルの故障で代表的な「クラスタ故障」を発見することができる。太陽電池EL/PL検査装置で培った技術をもとに開発された保守点検ツールで、2,000台の販売実績があり、業界では実質標準として活用されている。

新製品のストリングチェッカー「ソラメンテ-Z(SZ-1000)」は、最大直流電圧1,500Vの開放電圧測定に対応し、機器内部に短絡電流を流すことなく、より安全に点検作業を行うことができる。また、電圧を感知して自動測定により高い作業性を実現、コンパクト設計/壁掛けフックで現場での可搬性にも優れるといった特長を持つ。
直流電圧1,500Vシステムは、海外を中心に導入が進んでいる。国内では1,000V以下が主流だったが、今年に入り1,500V対応のPCSが市場導入されたことをきっかけに、この流れが加速している。1,500Vシステムでは、電力損失を減らし発電効率を向上させ、部材数減による導入コスト/O&Mコストの低減がメリットとなる。海外と比較して高いと言われる発電コスト抑制の課題やFIT価格低下といった業界背景から、このメリットを享受すべく、さらに導入が加速すると予想されている。同社にはすでに、大手発電事業者やEPC、O&M関連企業から多数の引き合いが来ているという。

