≪新エネルギー・テクニカルレビュー≫TAOKEの太陽光発電遠隔監視システム「SmartPV」
- 2019/2/18
- 太陽光
- 新エネルギー新聞2019年(平成31年)02月11日付

TAOKE(東京都港区)は、太陽光発電遠隔監視システム「SmartPV」に4G(LTE)対応版を追加すると発表した。好調の出力制御装置パッケージに加え、気象変換器もラインアップし、安定した発電電力維持に欠かせない各種機器の稼働状況モニタリングでの多様なニーズに応える。今月末に開催される太陽光発電システム施工展で、披露する予定だ。
[画像・上:4G(LTE)版データロガー]
太陽光発電遠隔監視システム「SmartPV」は、世界18ヵ国・6,000ヵ所以上の発電所に導入実績がある。PCS毎にデータを取得する方式を採用し、CT方式に比べ高精度で詳細な発電量データ計測が可能。各PCSから取得したデータは、クラウドサーバに集約され、発電量やPCSの状態、発電所現地の気象状況を、パソコン、スマートフォン、タブレット、サイネージのマルチデバイスで確認できる。新たな4G(LTE)通信機能対応のロガーは、今年秋以降に投入を予定している。3G終息の不安を払拭し、安心して長期に使用できる。

出力制御パッケージは、太陽光発電遠隔監視システム「 SmartPV 」とメーカー純正出力制御装置、ルーターのパッケージ製品。「 SmartPV 」と出力制御装置両方がルーターを経由してインターネットに接続するので、通信コスト節約にもつながる。出力制御装置はオムロン、デルタ電子、パナソニック、ファーウェイ、Sungrowの各メーカー純正をラインアップ。また出力制御装置を後付できる遠隔監視パッケージも取り揃えている。
今年夏には、新たに気象変換器(箱付き)をラインアップする。日射量や気温などの気象信号を計装信号に変換して数値化しクラウドに上げ、日射、気温の瞬時値を表示、累計日射量の取得も可能となる。太陽光発電所の理論発電量の精度を高める狙いだ。これにより遠隔監視データの問題の切り分けが容易に行うことができるようになる。気象変換器(箱付き)は、簡単に後付が可能な仕様となっている。
2月27日から東京ビッグサイトで開催される「第12回太陽電池展」に出展し、新製品及び既存ラインアップを一堂に披露する。