≪特集≫バイオマスエキスポ2019開幕 バイオマスから始まる産業・経済・地域
- 2019/5/27
- バイオマス, 特集
- 新エネルギー新聞2019年(平成31年)05月27日付
コーレンス
熱電併給システムなど紹介

コーレンスは、ヨーロッパの優れた産業用機械の輸入販売を手掛ける貿易商社。オーストリアURBAS(ウルバス)社の木質チップガス化熱電併給システムとフィンランドLAIMET(ライメット)社のスクリューチッパーを紹介する。
URMAS社の熱電併給システムの発電出力は150~450kW。独自のガスクリーニングシステムにより、欧州のプラントでは年間8,000時間以上の安定稼働を実現した。熱電併給システムからの熱を同社チップ乾燥システムで利用できる。国内では、昨年より徳島で1号機の運転を開始している。
LAIMET社のスクリューチッパーは、高品質チップを求められる熱電併給システムに最適な切削チップを生産する。スクリューを交換すればチップサイズの変更が可能となる。
竹のポテンシャルをブースで紹介

「竹」は、繁殖力・成長力が非常に高いイネ科の植物である。毎年地下茎から新しい竹を発生させ、わずか2~3カ月で10m以上に成長する。
近年は諸外国から安価な竹材の輸入が増え、筍農家の後継者不足等など、竹林は手入れが行きとどかず放置され、里山が荒廃する原因にもなっている。しかし、「竹」には抗菌・吸水効果等があり、加工次第で広範囲に有効利用が可能な材料だ。そして、何より環境に優しい素材である。
そこで、このような竹の新しい利活用分野の創出・普及を進め、竹の利用を増やし、放置竹林の問題の解決と産学官のプラットフォームづくりを行うために竹イノベーション研究会を2012年6月に発足し、現在会員数は約90となる。
ブースでは、バイオマス燃料としての竹材の処理方法、竹を燃料とした燃焼装置および熱利用技術の提案、竹の利活用技術等を紹介する。
ペレットの製造と最適な応用

三洋貿易は、60年前からCPM社の国内総代理店を務めており、これまで1,110台(うち、木質バイオマス用40台)のペレットミルを販売した。
2014年に取り扱い始めた独ブルクハルト社の木質ペレットガス化熱電併給装置については、現在8カ所にて計32台が国内で稼働しており、1,500世帯分相当の電力を供給している。同装置は、木質ペレットによる安定したガス化で、一台当たり発電量165kW、熱出力260kWを実現する。
5月に稼働開始した「下川森林バイオマス熱電併給施設」(北海道上川郡下川町)は、同装置11台及び本格的な欧州スタイルのペレット工場から構成されている。電気は売電し、熱はペレット原料の乾燥に利用する。
三洋貿易は、今後も国内未利用材による地産地消に貢献する方針だ。

