秋田・能代港洋上風力発電施設に着工【住友電工/鹿島】国内初の商用洋上風力
- 2020/4/22
- 風力
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)04月20日付

住友電気工業(住友電工)と鹿島建設(鹿島)は今春、共同で秋田港能代港洋上風力発電施設建設工事(秋田県秋田市、能代市)に本格着工した。
[画像・上:モノパイル形式洋上風車(提供:鹿島)]
秋田港と能代港の港湾区域内に風車33基(秋田洋上風力発電所13基、能代洋上風力発電所20基)を新設する大規模プロジェクト。発電容量は約14万kWで、発電した電力は東北電力へ売電する。2022年の竣工を予定している。
事業主体は丸紅や大林組、中部電力、関西電力ら13社が出資する特別目的会社の秋田洋上風力発電。民間企業が計画段階から商業ベースで開発・事業化するプロジェクトとして国内初の着工となる。

発電形態は着床式洋上風力。風車を支える基礎構造には大口径鋼管杭モノパイルと接続部材のトランジッションピースで構成するモノパイル形式を採用する。また、単機出力4,200kWの洋上風力発電設備は、三菱重工業とデンマークのヴェスタス社の合弁による洋上風力発電設備会社MHIヴェスタス(デンマーク)が担う。
住友電工と鹿島は、地盤調査やウインドファーム認証のための基本設計段階からプロジェクトに関与してきた。工事では基礎と海底ケーブルのEPCI(設計・調達・施工・据付)業務を担当する。
住友電工は、国内外で系統連系用や洋上風力用などに海底ケーブルを納入・施工してきた実績がある。鹿島は2013年、千葉県銚子沖の海上に設けた国内初の着床式洋上風力発電プロジェクトで風車本体(施工)、風況観測タワー本体(設計・製作・施工)の建設と基礎構造の研究・開発と設計施工を担当している。

