オランダの大手電力会社エネコ買収【三菱商事/中部電力】再エネ事業拡大
- 2020/5/7
- 風力
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)04月20日付

三菱商事と中部電力はさきごろ、共同で設立した会社を通じてオランダの大手電力会社Eneco(エネコ)を買収したと発表した。
[画像・上:エネコ保有の洋上風力発電所(提供:中部電力)]
両社は売却入札に共同で参加し、昨年11月に優先交渉権を獲得。以降、三菱商事グループ80%、中部電力グループ20%出資のオランダ法人ダイヤモンド・チュウブ・ヨーロッパが買収手続きを進め、3月24日に約41億ユーロ(約5,000億円)でオランダの44の自治体からエネコ株式の100%を取得した。
エネコは電力やガス、熱供給の総合エネルギー事業会社。近年、風力や太陽光など再エネ開発を積極的に進めており、現在オランダやベルギー、ドイツで電力の小売事業を展開している。
三菱商事とエネコは現在まで3件の欧州洋上風力発電事業(123万kW)と欧州で最大規模の蓄電事業(5万kW)で協業している。三菱商事はエネコ買収を機に、エネコの再エネに関する技術力・ノウハウを活用し、欧州及と欧州外で再エネ開発を加速させる考えだ。
中部電力は再エネや海外事業などに大型投資する方針を掲げている。今回の買収により同社とエネコの知見を融合させ、相互にビジネスモデルを進化させることで国内外のエネルギー事業におけるシナジー創出を図るとしている。

