≪特集≫令和6年度「新エネ大賞」受賞者ピックアップ:〚経済産業大臣賞〛三菱マテリアルテクノ〝都市インフラ活用型地中熱利用システムによる地中熱の利用拡大〟

令和6年度 新エネ大賞〚経済産業大臣賞〛<導入活動部門>

三菱マテリアルテクノ
地中熱の従来工法であるボアホール方式と比較して設置工事費20~50%削減可能な基礎杭方式・水平方式を独自開発 採用例も拡大中

[画像・上:三菱マテリアルテクノは様々な地中熱導入方法を持つ(提供:三菱マテリアルテクノ)]

地中熱のポテンシャルは2030年に予想される一次エネルギー供給量の約3割に相当し、再エネとして消費電力を代替する大きな可能性を有している。しかし井戸を掘削して地中熱交換器を埋設する従来の「ボアホール方式」は、工事費が高く導入コストが普及を阻む要因となっていた。

三菱マテリアルテクノは建物の土木・建築工事と併せて地中熱交換器を設置する、「基礎杭方式」「水平方式」「土留壁方式」といった工法を開発。大幅な工事費の低減と、狭小な都市部での地中熱導入を実現した。建物に必要な下部構造に、長期耐久性を有した地中熱交換器を相乗りさせることで、都市インフラとしての地中熱利用を拡大させるシステムとなっている。

基礎杭方式は基礎杭の施工時に既製杭は内部、場所打ち杭は外周に垂直型の地中熱交換器を設置する。特に場所打ち杭は大口径の特徴を生かし、地中熱交換量を従来工法の200~550%まで増加させている。

水平方式はコイル状に加工した地中熱交換器を建物耐圧盤下の捨てコンクリート中に広く敷設するもので、独自の手法で敷設面積あたりの地中熱交換量を最大化している。掘削費を削減でき、従来工法から設置工事費を最大50%低減できる。

土留壁方式はSMW工法などで施工される地中連続壁に地中熱交換器を設置する方式で、具体的には地上部でH形鋼にあらかじめ熱交換器を取りつけ、地中連続壁の内部に一緒に降下設置する。現在第1号物件が施工中となっている。

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