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タグ:新エネルギー新聞2024年(令和6年)08月26日付
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森町工場に水素ガス対応溶解炉・熱処理炉を導入【ヤマハ発動機】水素エネルギー活用の実証実験を開始
ヤマハ発動機は、水素ガスに対応する溶解炉と熱処理炉を備えた実証施設を森町工場(静岡県森町)に新設し、水素ガスによるアルミ合金溶解技術の開発・検証など水素エネルギー活用の実証実験を2025年より開始すると発表した。製品ライフサイクル全体のCO2排出量のうち自社による直接排出分の最小化を目指した取組みの一つとなる。 -
≪欧州レポート≫「発電コスト算定」統合コストも含めた検討が重要性を増すドイツ ~再エネ・蓄電池が化石燃料より安価になる時代に
近年、再エネと蓄電池のコストが低下し、化石燃料を使った発電よりも経済的に優位性を持つようになってきた。しかし、単に発電コストだけでなく、電力供給の安定性や柔軟性を確保するための「統合コスト」の重要性も増している。 -
大型ガスエンジンで水素30%混焼の試運転に成功【川崎重工業】今秋10月から運用開始予定
川崎重工業は7月29日、神戸工場内に設けた出力7,500kWの大型ガスエンジン(KG-18-T)実証設備において、国内で初めて水素30%混焼(体積比)の試運転に成功したと発表した。今後、燃焼制御の最適化を進め、今秋10月からの運用開始を目指す。 -
水素を燃料として省CO2のガラスを生産【日本板硝子】英国事業所にグリーン水素製造プラントを建設
日本板硝子(NSG)は7月29日、同社グループの英国・ピルキントンUK社(英国セント・へレンズ)のグリーンゲート事業所にグリーン水素製造プラントを設置すると発表した。2025年に建設を開始する。2027年よりフロート窯の燃料として使用され、従来品よりCO2排出量を50%削減したLowカーボンガラスの生産を行う予定。 -
JERA碧南火力発電所で燃料アンモニア転換実証【荏原製作所】キャンドモーターポンプの運転に成功
荏原製作所は7月、2023年9月に開発した無漏洩型液体アンモニア用キャンドモーターポンプをJERA碧南火力発電所(愛知県碧南市)の燃料アンモニア転換実証向けに納入し、現地でのアンモニア実液を用いた運転に成功したと発表した。荏原製作所は2023年より、取り扱い液を外部に漏洩させない新しい構造を持つ無漏洩ポンプの開発を進めてきた。キャンドモーターポンプとは、ポンプとモーターが一体化し、外部との軸シール部を持たない輸送液無漏洩の特殊ポンプを指す。 -
兵庫県香美町で小水力発電所運開【鴻池組】199.9kW、地元有志の誘致請け開発
鴻池組(大阪市中央区)は、兵庫県香美町においてこのほど、小水力発電所「小長辿発電所」の営業運転を開始した。発電所は矢田川水系桂川の流れを利用する水路式を採用して発電している。最大有効落差は208.7m、発電使用水量は毎秒0.115立方m。発電容量は199.9kW、年間発電量は約1,000万kWhを見積もる。 -
ふるさと納税の返礼に村内立地水力由来再エネ電気を供給【長野県小谷村/中部電力】寄附1万円当たり再エネ電気150kWhを供給
長野県小谷村と中部電力ミライズは、ふるさと納税の返礼に再エネ電気を用いる新たな取り組み「小谷村産CO2フリーでんき」を開始する。返礼として提供される再エネ電気の電源は、小谷村に立地し中部電力が保有・運用する一般水力である、姫川第二水力発電所(1万4,400kW)と姫川第三水力発電所(1万2,200kW)。 -
陸上風力の風車部材輸送経路シミュレーションシステムを開発【戸田建設/燈】輸送経路計画を従来比10分の1程度の時間で作成可能に
戸田建設と、AIスタートアップの燈(東京都文京区)は、AIによる点群モデリング技術と支障物を考慮した経路生成アルゴリズムを活用し、陸上風力発電における風車ブレードやタワーなどの部材輸送経路を3次元モデル上で検討するシミュレーションシステムを共同開発した。 -
浮体式洋上風力の浮体式構造部材国内SC構築に向け協業に合意=日揮/住友商事
日揮ホールディングス傘下の国内EPC事業会社である日揮(横浜市西区)と住友商事(東京都千代田区)は、浮体式洋上風力発電事業において浮体構造部材の詳細設計・製造・納入に関する協業可能性の検討に関して、合意書を締結した。 -
小水力バーチャルPPAを導入へ【東京メトロ/丸紅新電力】年間約3,500万kWhの「追加性のある」非化石証書を創出・供給
東京地下鉄(東京メトロ、東京都台東区)は、丸紅新電力(東京都千代田区)との間で、小水力発電を電源とするバーチャルPPAを2024年7月1日付で締結した。小水力を活用した第三者所有型のバーチャルPPAとしては国内初の取り組み。契約に基づき、丸紅新電力は小水力発電所を合計約5MW、新規に開発する。これらの小水力発電所で生み出される「追加性のある」非化石証書は年間約3,500万kWhになる見込み。 -
ベスタス製15MW級洋上風力用風車専用のO&Mクレーン開発へ【タダノ】販売含めてグローバルで両社協業
建機・重機メーカーのタダノ(香川県高松市)は、デンマークの風力発電メーカーであるベスタスとの間で、風車メンテナンス専用クレーンの開発・販売を通じたグローバルコラボレーションに合意した。ベスタス社製の洋上風力発電用風車であるV236(出力15MW)専用のナセルクレーンを開発・販売に関して、タダノとベスタスが協業する。 -
NSウエスト・三次工場(広島県三次市)で屋根置き太陽光開発・運開【デルタ電子】工場内の年間消費電力の26%再エネ化
計器・センサーなどのメーカーである日本精機の100%子会社で、自動車用のメーターや各種部品の開発・製造・販売を行うNSウエスト(広島県庄原市)・三次工場(広島県三次市)において、オンサイト型自家消費太陽光発電設備が運開… -
共同開発したグループ内自家消費用太陽光発電所の運用開始【東急/アドバリュー】同スキームで2026年度までに合計10MWを新規開発へ
東急、東急のグループ会社で電力小売事業・ガス取次事業を展開する東急パワーサプライ、再エネ発電所開発事業などを展開するアドバリューは7月、共同開発した太陽光発電所の運開を発表した。3社は2024年3月、2026年度までに合計10MWの太陽光発電所を共同で開発する基本契約を締結。本件はその第一号案件となる。 -
ポルトガル沖で稼働中の浮体式洋上の事業会社に出資参画【東京ガス】O&M技術の知見蓄積し国内で応用めざす
東京ガスはこのたび、ポルトガルで稼働中の浮体式洋上風力発電所「ウインドフロート・アトランティック」(2020年7月運開)を運営するウインドプラス(WP)社へ出資することで、売主であるオーシャン・ウインズ社(OW社、スペイン)と合意した。事業参画を通じて、浮体式洋上風力発電の操業経験を蓄積。特にデジタル技術・次世代技術を駆使した先進的なO&M手法の習得を目指す。 -
太陽光発電の余剰再エネ電力自己託送を開始【プロロジス】埼玉県草加市で発生した余剰電力を茨城県つくば市の物流施設へ供給
同社は、埼玉県のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク草加」(埼玉県草加市)の屋根面に約2,200kW太陽光発電設備を設置し、発電した電力を同施設で自家消費している。今回、同施設で生まれた余剰電力をZOZOの専用物流施設「プロロジスパークつくば1」(茨城県つくば市)へ自己託送する取組みを8月1日より開始した。