災害対策に最適なソーラーポータブル電源「発電バリバリくん」展開【翔栄グループ】太陽光での充電中に給電可能
- 2019/5/14
- 地域, 太陽光, 蓄エネ
- 新エネルギー新聞2019年(平成31年)05月13日付

2018年は自然災害が相次いだ年だった。また北海道胆振東部地震や、前後して訪れた台風第21号、第24号により、200万戸以上の停電が3回発生した年でもあった。近年、災害時の情報収集や緊急連絡に、スマートフォンや携帯電話は欠かせない。北海道胆振東部地震のときには、電源を求め長蛇の列をつくる市民の姿が報道された。
[画像・上:「発電バリバリくん」。外形寸法W442×D125×H336mm、重量約9.2kg]
翔栄ウエルネスの「発電バリバリくん」は、15Wのソーラパネルを二面搭載するポータブル蓄電池。トランク型のため携帯性・収納性に優れ、同製品がフル充電の状態なら、スマートフォン25台をフル充電できる。2個口のAC100ボルトコンセントに電源タップを繋げば、同時に10台以上に並行して給電が可能だ。また同商品の最大の特徴は、太陽光パネルによる発電を行いつつ、同時に出力まで行えることだ。天候が良ければ蓄電量の多少に寄らず、充電しながらすぐに給電が始められる。
同製品はリチウムイオン電池を採用しており、晴天時の太陽光なら12時間でフル充電が可能。一度フル充電を行えば、半年間何もせず保管をしたとしても、電池残量は70%以上保持される。もちろん付属の電源コードを使用すれば、家庭用のコンセントからも充電できる。
2月、茨城県常総市の市内一斉防災訓練で、停電時のシミュレーションとして発電バリバリくんからの給電が実演された。エアマットを膨張させる電力や、複数台の携帯電話への充電などに用いられた。2015年に鬼怒川の氾濫を経験した常総市は、2017年に翔栄ウエルネスと防災協定を締結。同製品10台が常設されている。常総市のほかにも既に12の自治体や保育施設などで常設されており、災害時をはじめとする電力確保対策に活用されている。
地域の間伐材・未利用材による木質バイオマス電源開発支援
翔栄グループは地方創生を支援する、地域の木質バイオマス発電開発にも取り組んでいる。愛媛県鬼北町もその一つだ。中核となるバイオマス発電所は出力1,990kW。排熱も公共施設で利用する熱電併給のシステムを検討している。一日80トン、年間2万8,000~3万トンのチップを使用するが、チップは地域のチップ工場で生産。またチップ材料の供給も地域の林業者などから間伐材・未利用材の供給を受けるので、売電による収入が地域経済に還元される仕組みだ。
発電プラント運用のための新たな雇用も創出されるうえ、林業と関連事業の振興、地域社会レベルでは山地崩落防止、また地球環境レベルでは森林整備によるCO2吸収の継続などが期待されている。また地域の分散型電源はいざというときの備えとなり、地域のレジリエンス向上に繋がる。

