翔栄クリエイト、メコンデルタ地方に100MWソーラー完成【ルポ】再エネ導入に湧くベトナム「太陽光先進国」日本の技術を輸出
- 2019/7/8
- 国際, 太陽光
- 新エネルギー新聞2019年(平成31年)07月08日付
L/CがGCL向けに開設されたのは4月22日。4月の後半から5月に掛けて100MWのパネルがベトナムに輸入された。貨物は上海から4・5日でホーチミンに到着したが、L/Cで要求される船積書類はサプラライヤー、輸出業者、通知銀行、確認銀行、L/C開設銀行経由で、各銀行が書類の内容を確認した上でしか引き渡さないため、貨物の引取りがさらに遅延した。そこでベトナムのL/C開設銀行から支払保証状を発行してもらうよう交渉。貨物の早期引取りを実現させたものの、最初のパネル搬入は5月10日、引渡希望日まで、既に47日となっていた。
現地では1枚目の据付を開始して以来、600人以上の作業員を連日動員した。最後のパネルがホーチミンの港に到着し、通関を通過して現地に搬入されたのは6月16日の引渡予定日9日前であった。こうして100MWのパネル(約30万枚)の据付と結線が完了し、6月24日に引き渡しとなった。現地サイトの2kmに及ぶメイン道路は舗装予定ではあったが、本工事完了後の施主側施工予定であったため、雨期に入り粘土質の現場では、工事車両通行により凹凸が日増しに激しくなり、貨物運搬に大きな支障となったが、それを乗り越え、短期間での完工引き渡しを実現した。

特筆すべきなのは、海外でのEPCにおいて短工期を実現した翔栄クリエイトのマネジメント力の高さだろう。翔栄クリエイトは、現地有名大学で土木や建築を学び、英語や日本語も話せる高度人材ベトナム人を8名採用しており、その内3名をスタッフとして現地に派遣、日本人スタッフと共にミーティングは英語で行い、現地作業員との意思疎通はベトナム語で明確に指示し、600人体制の作業を遅滞なく行っただけでなく、度々の搬入遅延にも拘らず作業を加速させた。さらにはEPCと同時並行してEVNとの電力販売契約など契約業務も遂行。こちらも英語・ベトナム語を駆使してのもので、同社のスタッフが力を発揮したことで期限内での国家送電網への接続まで漕ぎ着けた。

