【令和元年度「新エネ大賞」】③「農業残渣など廃棄物の熱利用を可能とした小型バイオマスバーナー」武田鉄工所
- 2020/1/30
- 特集
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)01月27日付

③≪新エネルギー財団会長賞(商品・サービス部門)≫
「農業残渣など廃棄物の熱利用を可能とした小型バイオマスバーナー」
武田鉄工所
農業残渣(もみ殻、小麦クズ、豆類クズ、ビートパルプなど)を燃料として使用できる小型バイオマスバーナー。農業残渣を燃料とする際には、クリンカの付着と、木質燃料の5~10倍と大量に発生する灰が課題となっていた。同社は回転炉と送風機構により、クリンカの成長を防ぎ自動的に灰を排出する独自の技術を開発し、燃焼を安定させた。
出力は毎時5万キロカロリーで、地域農業におけるゼロエミッション型の循環型熱利用システムを構築することができ、廃棄物処理、化石燃料代替、燃焼灰の肥料としての付加価値利用など、多くの導入メリットが期待できる。