処理場下水汚泥をバイオマス燃料に転換【月島機械】市原市と事業契約を締結
- 2020/5/14
- バイオマス
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)04月20日付

月島機械はさきごろ、テスコ(東京都千代田区)、上野工業所(千葉県市原市)と共同事業体を設立し、市原市と「松ヶ島終末処理場下水汚泥固形燃料化事業」に関する基本契約を締結したと発表した。
[画像・上:固形燃料化施設外観図(提供:月島機械)]
市原市では、公共下水道の終末処理場から発生する下水汚泥を全量焼却し、建材として有効利用している。老朽化が進行している「松ヶ島終末処理場」の汚泥焼却炉に替わる施設として、下水汚泥を固形燃料化する施設の新設を決定。DBO(設計、建設、維持管理運営一括発注)方式で公募し、月島機械を代表企業とする共同事業体が事業者に選定された。
月島機械を代表企業とする共同事業体は2023年3月までに施設を設計・建設し、2023年4月より20年間事業を運営する。完成すれば、千葉県内初の下水汚泥固形燃料化事業となる。
同市は新設する施設で製造された固形燃料化物をバイオマス燃料として活用することで、下水汚泥の有効利用と温室効果ガス排出量の削減を目指す。また、既設の汚泥濃縮・脱水設備と一括して維持管理運営を行うことにより、より安定した汚泥処理を実現する。
月島機械が今回採用する下水汚泥固形燃料化技術は円環式気流乾燥機を適用する。同乾燥機は、国土交通省が実施する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)で2016~2017年度に実証した脱水乾燥システムで採用したもの。
同脱水乾燥システムは、シンプルな形状の円環式気流乾燥機を組み合わせた低コストタイプ。乾燥汚泥の含水率を10~50%の任意の値に調整できるため、1台で汚泥の燃料化や肥料化に対応できるという。

