フィンランドの陸上風力発電事業に参画【関西電力グループ】関電の欧州4件目の風力案件

関西電力は、フィンランド企業に資本出資する形で同国における風力発電事業に参画する。

[画像・上:発電所建設予定地(提供:関西電力)]

関西電力が出資するのはグレモントグリーンエナジーファンド(GGF)ⅢウィンドB・V社で、同社には英国ロンドンを本拠とする再エネ投資事業者であるグレモントパートナーズ(GP)社と共同出資する。4月に株式売買契約を締結した。関西電力からの直接の投資者はオランダの100%子会社であるケーピック・ネザーランド社となる。GGFⅢウィンドB・V社への出資比率はGP社85%、ケーピック・ネザーランド社15%。

GP社は発電特別目的会社のイルマタール・ピーパリンマキ社の100%持株会社であり、ピーパリンマキ社が運営するのが「ピーパリンマキ陸上風力発電所」だ。発電サイトは首都・ヘルシンキから北へ約450kmの内陸にある。2021年の商業運転開始に向けて現在建設が進められている。風車を41基導入し、総発電容量は約21万kW(210MW)になる予定。

フィンランドの電源構成の中で再エネは既に40%程度にまで達している(他は原子力が約35%・火力が約20%・その他が約5%)が、その40%の内訳は水力とバイオマスが相半ばする状況だ。そこに新たな再エネ電源として陸上風力の導入が推進されている。ピーパリンマキ陸上風力発電所の運開時にはフィンランドで最大級の規模の陸上風力発電所になる予定だ。

いっぽうの関西電力はこれまで海外で合計16件、出資比率に応じた持分発電容量合計260.6万kW(稼働中・開発中の両方合わせて)の発電事業に参画しており、その中で再エネは水力5件と陸上風力(アイルランド)・洋上風力(英国の2件)、そしてピーパリンマキ陸上風力発電所の計8件・持分発電容量合計69.4万kWを占める。同社にとって本件はフィンランド初の陸上風力発電事業への参画であり、また日本の電力会社がフィンランドの陸上風力発電事業へ単独で参画するのも初となる。

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